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個人投資家・有限亭玉介:強い日経平均と警戒すべき事&監視中の中小型株【FISCOソーシャルレポーター】

2021/2/27 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:強い日経平均と警戒すべき事&監視中の中小型株【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2021年2月22日10時に執筆 日経平均がついに3万円の大台を突破しました。医療従事者向けワクチン接種も始まり、株式市場でも祝賀ムードとなっているような印象です。ただ目先の調整もありそうなので投資家としては注意だけはしておきたいもんですな。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 新型コロナの感染者数は減少傾向となっていましたが、ワクチン接種の開始で終息が早まるとの期待もあります。河野大臣は高齢者向けのワクチン接種は4月になると発言しており、やっとスタート地点に立ったような感覚かもしれませんなぁ。 世界的な金融緩和に下支えされた株式市場では、3万円を突破して一部投資家の利益確定売が入ったものの日経平均チャートが5日・25日線を上回るようであれば強気と判断するのが無難でしょう。30年前のバブルを想起させるような値上がりですが、バブル崩壊へ向かった当時は長期金利が7~8%まで上昇しており現在のゼロ金利の状況とは異なります。 株高を受けて日本の長期金利も0.1%まで上昇しましたが、日本以上に米国の長期金利の上昇については少し警戒を強めております。米国の大統領就任後から100日程度のハネムーン期間では大きな混乱などが起きにくいという経験則がありますが、増税への懸念も含めバイデン大統領の政策には引き続き目を光らせておくべきでしょう。 米中の対立構造がバイデン大統領ではどのように変化するのか全貌が見えない部分もあります。ファーウェイなど特定の中国企業への圧力や関税措置が米国内で緩和するのか否かで、今の相場の過熱感が急に冷え込む事も考えられます。 新型コロナ不況をキッカケとした世界各国の金融緩和によって世界的な株高が実現したのであれば、新型コロナ終息がある種の投資家達がリスクオフに転向するタイミングになる可能性はあるかもしれません。 とはいえ現状では、追加の金融緩和への期待もあり強気のスタンスを維持する投資家は多いようです。そこで今回こちらの記事では気になる中小型株をピックアップしてみました。 決算シーズンである昨今、好決算も散見されますねぇ。6期連続での増収増益となったオロ<3983>は21年12月期の経常利益も7期連続での過去最高益となる予想です。DXや主力のクラウド型ERPが伸長するか注視したいですな。 プラスチック加工大手である児玉化学工業<4222>も21年3月期の経常利益を従来予想の5000万から3.2億円へ上方修正を発表すると、窓を開けて急騰しました。自動車軽量化関連としてチェックしております。 2月15日に日本クラウドキャピタルと資本業務提携を発表した菊池製作所<3444>も翌日に窓を開けて急騰しました。金型などの試作品製作が主力の同社は装着型ロボットから自動車部品まで幅広く網羅しており、製造業の復調で思惑となりそうです。 ワクチン関連としては国から注射器の増産を要請されたニプロ<8086>が物色されているようです。「針なし注射器」を製造しているタカギセイコー<4242>は、工業用プラスチック成形品を手掛けている事もあり、自動車軽量化のテーマ性も孕んでおります。 最後にAP(人工知覚)の基幹技術の一つであるSLAM の独自開発をしているKudan<4425>が赤字ながらも販売チャネルの拡大が好感されて底値から切り返しております。コロナが過ぎ去れば業績上振れするか監視中です。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《RS》
関連銘柄 6件
3444 東証スタンダード
303
11/22 15:30
+3(1%)
時価総額 3,738百万円
精密機器や電気機器、自動車部品向けの試作・金型製品等の製造・販売を行う。装着型ロボットやドローン等のフィールドロボットの開発も手掛ける。ロボット・装置関連製品では受託開発、受託製造の引き合いが拡大傾向。 記:2024/06/03
3983 東証プライム
2,470
11/22 15:30
+37(1.52%)
時価総額 39,905百万円
クラウドERP「ZAC」などクラウド型統合基幹業務システムの提供を行うクラウドソリューション事業が主力。マーケティングソリューション事業も展開。クラウドソリューション事業では契約ライセンス数が増加傾向。 記:2024/08/29
4222 東証スタンダード
319
11/22 15:30
-3(-0.93%)
時価総額 2,507百万円
自動車向け樹脂成形部品のモビリティ事業が主力。洗面化粧台等のリビングスペース事業、各種メディアソフトパッケージ等も手掛ける。1946年設立。軽量化及び断熱等省エネ技術が強み。コスト削減などを進める。 記:2024/10/21
4242 東証スタンダード
1,407
11/22 15:30
-3(-0.21%)
時価総額 3,971百万円
自動車やOA機器向けの樹脂成形品を製造・販売。自動車のパワトレ部品や軽量化部品の開発に注力。ホンダ・スズキなどが主要取引先。海外売上が約5割。国内回復、海外も伸びる。インドのJRG社と技術支援契約締結。 記:2024/06/08
4425 東証グロース
1,507
11/22 15:30
-12(-0.79%)
時価総額 16,999百万円
人工知覚アルゴリズムの研究開発及びライセンス提供を行う。自己位置推定、環境地図作成を同時に行うSLAM技術を独自開発。製品関連売上の拡大図る。フィンランド天然資源研究所に独自の人工知覚技術を提供。 記:2024/07/08
8086 東証プライム
1,390
11/22 15:30
+2(0.14%)
時価総額 238,328百万円
大手医療器具メーカー。透析関連機器、注射・輸液関連製品等の医療関連事業が主力。医薬関連事業、ファーマパッケージング事業等も。アジアパシフィック地域が重点戦略市場。注射・輸液関連製品は国内販売が順調。 記:2024/06/11