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注目銘柄ダイジェスト(前場):TAKARA & C、KTK、あさひなど

2020/12/28 11:57 FISCO
*11:57JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):TAKARA & C、KTK、あさひなど TAKARA & C<7921>:1707円(-185円) 大幅続落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は15.7億円で前年同期比10.6%増益、従来予想の15億円を上回る着地になっている。ただ、9-11月期は閑散期となるものの0.7億円の赤字に転じており、前年同期比でも1.5億円の損益悪化となっている。第1四半期決算からは通期業績の上振れ期待もあったとみられ、ネガティブに捉える動きが優勢のようだ。 三菱重<7011>:3046円(+144円) 大幅続伸。石炭の代わりに水素を利用して鉄をつくる設備を欧州に建設すると報じられている。CO2排出を実質ゼロにする製鉄設備としては世界最大級の実証プラントを豪州の鉄鋼大手と開発し、2021年にも稼働を開始するようだ。全産業に占める鉄鋼業界のCO2排出量は高水準な中、今後の需要拡大が想定される状況とみられる。技術力や開発力の高さなどもあらためて認識される流れに。 あさひ<3333>:1589円(-90円) 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は68.8億円で前年同期比50.9%の大幅増益で、通期計画の60億円、前期比49.8%増を超過する状況となっている。ただ、9-11月期営業利益は8億円、前年同期比4.0%増にとどまっており、増益率は鈍化する格好に。月次売上の好調推移が継続していることで、好業績期待は十分に織り込まれており、増益率鈍化をネガティブ視する動きが優勢なもよう。 高島屋<8233>:856円(+7円) 伸び悩んでもみ合い。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業損益は105億円の赤字で前年同期比308億円の損益悪化となったが、9-11月期は3億円の赤字にとどまり、収益の底打ちは意識される形となっている。都心大型店の入店客数減少が継続しているものの、販管費の削減などは進んでいるようだ。ただ、新型コロナウイルスの変異種も確認されるなど国内での感染が再拡大するなか、あく抜け感などが強まる状況にはなっていない。 クリングル<4884>:1578円 公開価格(1000円)を48%上回る1480円で初値を付けた後、ストップ高まで上昇している。会社設立は01年12月21日。主な事業はHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患治療薬の研究開発。21年9月期の営業損益予想は10.37億円の赤字(前期実績は1.71億円の赤字)。ALSパイプラインやGMP(医薬品製造・品質管理の基準)製造の研究開発費などで販管費が87.6%増の11.98億円に膨らみ、赤字が拡大する見通し。 Fーブレイン<3927>:887円(-2円) 朝高後、値を消す。システムコンサルティングのテクノブレイブ(東京都千代田区)とフーバーブレインの製商品の販売業務に係る基本取引契約を締結したと発表している。販売業務に加え、両社間で定期的に販売会議を開催し、マーケティング計画や販売計画を決定するという。契約締結で販売拡大が期待できるとの見方が出ているほか、25日に直近安値(879円)まで下落しており、値頃感があることも買いやすさにつながっていたようだ。 ニトリHD<9843>:21250円(-575円) 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、9-11月期が379億円で同31.3%増と好調推移が継続し、累計営業利益は1185億円で前年同期比40.3%増益となった。ただ、先の観測報道で1200億円弱との水準が伝わっていたためサプライズは限定的、通期予想は据え置きとしていることで、短期的な出尽くし感が生じる形になっている。なお、説明会では、島忠のTOB 影響を除いても、出店加速やコスト削減で来期増益維持は可能としているもよう。 KTK<3035>:325円(+18円) 大幅に反発。21年8月期第1四半期(20年8-11月)の営業利益を前年同期比6.6%増の1.28億円と発表している。売上高は3.8%減の40.30億円と低調だったものの、製造コストや調達コストを削減し、業務効率が向上したことから利益が拡大した。通期予想は前期比15.3%減の2.69億円で据え置いた。進捗率は47.6%に達しており、近く上方修正される可能性があるとの期待から買いが入っているようだ。 《ST》
関連銘柄 8件
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時価総額 3,212百万円
リサイクルトナー、リサイクルインクリボン等の製造・販売を行う。OA機器向け消耗品や文具事務用品、ITソリューション商品の販売なども手掛ける。サプライ事業では自社製品を拡販。27.8期売上高200億円目標。 記:2024/10/27
3333 東証プライム
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時価総額 38,601百万円
大型自転車専門店「サイクルベースあさひ」を全国展開。1949年創業。電動アシスト自転車専門店などコンセプトストアも展開。FC含む店舗数は530店舗超。シティサイクルの取り扱い開始でリユース事業の拡大図る。 記:2024/10/05
3927 東証グロース
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時価総額 3,837百万円
サイバーセキュリティ製品やセキュリティ&ネットワーク製品の販売等を行うITツール事業、ITエンジニアサービス等のITサービス事業を展開。働き方改革製品はインサイドセールスの強化などでユーザー数積み上げ。 記:2024/08/29
4884 東証グロース
1,044
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時価総額 7,111百万円
大阪大学、慶應義塾大学発の創薬バイオベンチャー。HGF(肝細胞増殖因子)医薬品の実用化目指す。大阪府に第一種医薬品製造販売業の業許可を申請。25.9期は増収見通し。技術アクセスフィー収入等を見込む。 記:2024/12/21
7011 東証プライム
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時価総額 7,325,877百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7921 東証プライム
2,768
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+43(1.58%)
時価総額 36,408百万円
金融商品取引法関連製品、IR関連製品などディスクロージャー関連事業が主力。通訳・翻訳事業も。上場企業・IPO予定企業の情報開示サポートに強み。新事業領域の拡大図る。中計では26.5期営業利益43億円目標。 記:2024/10/24
8233 東証プライム
1,236.5
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時価総額 405,145百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
9843 東証プライム
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-45(-0.24%)
時価総額 2,113,190百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。自社開発商品比率が高い。島忠を傘下に収める。中国大陸などグローバルチェーン展開の加速などに注力。 記:2024/11/12