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調整場面では押し目買い、戻りの場面では利益確定といった短期的な回転売買【クロージング】

2020/12/2 16:17 FISCO
*16:17JST 調整場面では押し目買い、戻りの場面では利益確定といった短期的な回転売買【クロージング】 2日の日経平均は小幅に続伸。13.44円高の26800.98円(出来高概算14億2881万株)で取引を終えた。米国市場の上昇の流れを受けて買い先行で始まったが寄り付き直後に付けた高値26889.90円を高値に利益確定の流れとなり、前場半ばには26695.28円と下げに転じる場面がみられている。その後は前日終値を挟んでの展開が続いており、小幅ながら続伸で取引を終えている。NTTドコモ<9437>売却に伴う再投資による需給要因からTOPIX型が指数を下支えする動きが意識されていた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではゴム製品、非鉄金属、海運、証券、水産農林、繊維、輸送用機器、銀行がしっかり。半面、サービス、鉱業、その他製品、情報通信、パルプ紙、小売、精密機器が小安い。指数インパクトの大きいところではアドバンテスト<6857>、ホンダ<7267>、オリンパス<7733>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、キヤノン<7751>が堅調。一方でリクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>が冴えない。 買い先行で始まった後は利益確定の流れが強まったが、27000円に接近する場面においては買い方にとっても、急ピッチの上昇に対する過熱感がくずぶる中でいったん利益確定を進めておきたい水準でもあるようだ。また、NTTドコモに関連したTOPIX型へのリバランス需給が見込まれていたため、相対的にTOPIX型の底堅さがみられていた。ただインデックスに絡んだ需給要因であるため、明日以降の持続性は期待しづらいところであろう。 とはいえ押し目買い意欲も強く、日経平均の5日線レベルでは下げ渋る格好となっており、来週にメジャーSQを控えているほか、ワクチン承認への期待などもあってショートポジションを積み上げてくる流れにはなりづらいところであり、直近では狭いレンジでの推移の中で調整場面では押し目買い、戻りの場面では利益確定といった短期的な回転売買が中心になりやすいところであろう。そのほか、米国では経済対策への期待感が高まっていたが、年内合意となればサプライズ感が出てきそうであるが、現時点では予断を許さない状況であるため楽観的にはなりづらいところである。 物色の流れとしてはSQを前に大きくポジションは傾けづらいと考えられ、次第に個人主体の売買が中心になりそうである。中小型株への物色については強いトレンドの銘柄へは利食いが出やすい一方で、調整一巡感の出てきた銘柄へは反発狙いの買いが向かいやすいほか、テーマ性のある銘柄などへはやや中期的なスタンスでのポジション取りの動きも出てきそうである。 《CN》
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2413 東証プライム
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
10,385
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米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
8,240
11/29 15:30
+30(0.37%)
時価総額 6,313,002百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7267 東証プライム
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時価総額 6,819,120百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7733 東証プライム
2,360
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-22.5(-0.94%)
時価総額 2,779,372百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7751 東証プライム
4,868
11/29 15:30
-45(-0.92%)
時価総額 6,492,758百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
-430(-1.81%)
時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(0%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
51,110
11/29 15:30
+10(0.02%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(-1.24%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17