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今日の為替市場ポイント:重要イベント前で為替取引は動意薄の状態が続く可能性

2020/7/16 8:44 FISCO
*08:44JST 今日の為替市場ポイント:重要イベント前で為替取引は動意薄の状態が続く可能性 15日のドル・円は、東京市場では107円31銭から106円94銭まで下落。欧米市場でドルは107円03銭から106円67銭まで下落し、106円94銭で取引終了。 本日16日のドル・円は、主に107円近辺で推移か。中国、欧米の重要経済イベントが予定されており、それらの結果などを見極める必要があることから、日中における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。 16日に発表される中国の4-6月期国内総生産(GDP)は、前年同期比で2%台のプラス成長になると予想されている。市場関係者の間からは、「中国経済の回復は3月後半頃から始まっており、4月以降は個人消費の改善や工業生産活動の拡大が確認されている」との声が聞かれている。財新製造業PMIは4月の49.4から6月は51.2まで改善しており、昨年10-12月期の水準に近づきつつある。日本、欧米主要国は財政拡張による大規模な経済支援策を導入しているが、このような動きは中国経済にとってプラス材料になるとの見方も出ている。中国の経済回復は7-9月期も持続し、2020年通年の経済成長率は若干のプラスとなる可能性は残されている。 《CS》