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ユーロ週間見通し:もみ合いか、リスク選好的なユーロ買い拡大の可能性低い

2019/10/26 14:36 FISCO
*14:36JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、リスク選好的なユーロ買い拡大の可能性低い ■弱含み、ECBの大規模金融緩和は長期継続の可能性 先週のユーロ・ドルは弱含み。英国の合意なきEU離脱懸念が後退したことから、ユーロ売り・米ドル買いは一服した。しかしながら、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が大規模な緩和を長期にわたり維持する必要があるとの見解を示したことや、米中協議のさらなる進展が期待されたことでユーロ売りが再び強まる展開となった。取引レンジ:1.1073ドル-1.1179ドル 。 ■伸び悩みか、ユーロ圏GDPとインフレ率を注視へ 今週のユーロ・ドルは伸び悩みか。10月31日発表のユーロ圏域内総生産(GDP)と消費者物価指数(CPI)を見極める展開となりそうだ。欧州中央銀行(ECB)のラガルド新総裁は緩和的な政策を踏襲するとみられ、市場予想と一致してもリスク選好的なユーロ買いは抑制される可能性がある。 予想レンジ:1.0930ドル−1.1230ドル ■弱含み、ECB金融政策を巡る思惑でユーロ売り優勢 先週のユーロ・円は弱含み。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が大規模な緩和を長期にわたり維持する必要があるとの見解を示したことから、ユーロ売り・米ドル買いが活発となり、この影響でユーロは対円でも弱含みとなった。日本銀行による早期追加緩和の思惑が多少後退したことも影響したようだ。取引レンジ:120円36銭−121円48銭 ■もみ合いか、リスク選好的なユーロ買い拡大の可能性低い 今週のユーロ・円はもみ合いか。10月31日発表のユーロ圏の消費者物価コア指数(CPI)と7-9月期域内総生産(GDP)速報値が手掛かり材料となりそうだ。インフレ率や成長率の鈍化はユーロ売り材料となる。市場予想と一致しても欧州中央銀行(ECB)は大規模な金融緩和策を当面維持するとみられており、リスク選好的なユーロ買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・10月31日:9月失業率(8月:7.4%) ・10月31日:7-9月期域内総生産速報値(4—6月期:前年比+1.2%) ・10月31日:10月消費者物価コア指数(9月:前年比+1.0%) 予想レンジ:119円00銭−122円00銭 《FA》