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前場に注目すべき3つのポイント~エーザイが日経平均を下支え

2019/10/23 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~エーザイが日経平均を下支え 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:エーザイが日経平均を下支え ■前場の注目材料:住友化、20/3期下方修正 営業利益1700億円←1900億円 ■ソフトバンクG、米ウィーワークに1兆円支援提案、会長派遣も検討 ■エーザイが日経平均を下支え 23日の日本株市場は、こう着感が強い展開の中であるが、日経平均は年初来高値更新が意識されそうだ。22日の米国市場ではNYダウが39ドル安と反落となったが、21日は57ドル高と反発しており、反応は限られそうである。主要企業決算の発表が本格化しており、決算内容に振らされやすい需給状況とみられる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の22685円。円相場は1ドル108円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、18日につけた年初来高値22649.85円を捉えてくる可能性がありそうだ。米株安の流れから手掛けづらさはあろうが、米国では医薬品のバイオジェン・アイデックが、米食品医薬品局(FDA)にアルツハイマー病治験薬の申請を行うことを明らかにし急騰。共同開発するエーザイ<4523>がADR市場で急伸しており、これが日経平均を下支えする格好になりそうである。エーザイは昨年7月高値11490円から、足元では9月前半に5205円まで下落しており、値ごろ感からの買いも入りやすいだろう。 また、英国の欧州連合(EU)離脱問題については、米議会下院はジョンソン首相がEUと合意した離脱協定案の批准に必要な関連法案について否決した。政権が目指す10月末の離脱に向けた法案の早期成立は絶望的。EU側は合意なき離脱がないとしており、離脱は3度目の延期となる可能性が高い。1月まで期間が延びるようであれば、一先ずブレグジット問題への懸念も足元では高まりづらいところでもある。 その他、米中通商問題については、中国の劉鶴副首相が、米国との貿易協議が前進しており、部分的な合意に向け双方が取り組んでいると述べたとの報道も伝えられている。これまでの弱気なセンチメントの中でロングポジションは積み上がっておらず、反対にショートカバーが意識されやすいところであろう。 ■住友化、20/3期下方修正 営業利益1700億円←1900億円 住友化<4005>は2020年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の1900億円から1700億円に、純利益は1000億円から500億円に下方修正した。石油化学事業で採算が悪化するほか、健康・農業関連事業でメチオニン(飼料添加物)の市況が想定を下回っていることなどが響く。また、為替相場の想定を1ドル110円から105円と円高方向に見直した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22548.90、+56.22) ・シカゴ日経225先物は上昇(22685、大阪比+115) ・米原油先物は上昇(54.48、+0.97) ・米長期金利は低下 ・米追加利下げ観測 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・明電舎<6508>中国に新工場、車用モーター・インバーター・減速機の“三位一体”投入 ・ソフトバンクG<9984>米ウィーワークに1兆円支援提案、会長派遣も検討 ・日精工<6471>次世代車向け製品開発加速 ・住友電<5802>交通システムの開発・提供でトムトムと協業 ・アイシン精<7259>カナダVBとAI開発、判断根拠見える化 ・東洋炭素<5310>北米で機械部品用カーボン材料開拓、FDA規格に適合 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
4005 東証プライム
321.6
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+6(1.9%)
時価総額 532,525百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4523 東証プライム
6,779
5/17 15:00
-87(-1.27%)
時価総額 2,010,428百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
5310 東証プライム
7,200
5/17 15:00
-200(-2.7%)
時価総額 151,150百万円
カーボンメーカー国内最大手。業界に先掛けて等方黒鉛を開発。原子力や放電加工、半導体分野等に黒鉛製品を提供。日本は機械用カーボン分野等が堅調。23.12期通期は2桁増収増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/03/04
5802 東証プライム
2,371
5/17 15:00
+21.5(0.92%)
時価総額 1,882,434百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
6471 東証プライム
778
5/17 15:00
+2.1(0.27%)
時価総額 428,887百万円
国内最大のベアリングメーカー。産業機械軸受と精密位置決め用部品を手掛ける。自動車軸受や自動車部品等も。24.3期3Qは増収。自動車事業が売上下支え。自動車生産台数の増加で日本、米州などで売上が増加。 記:2024/02/26
6508 東証プライム
3,695
5/17 15:00
+55(1.51%)
時価総額 168,226百万円
中堅重電メーカー。発電設備や送変電設備の電力インフラ、電鉄や上下水道等の社会インフラ、モビリティ等を展開。電力エネルギー事業では電力会社向け案件等が売上増。営業外収益増。24.3期3Qは経常黒字転換。 記:2024/02/10
7259 東証プライム
5,600
5/17 15:00
-10(-0.18%)
時価総額 1,650,180百万円
自動車部品大手。パワトレ機器やブレーキ部品に強み。トヨタ系列。電動車向け製品を強化中。日本は黒字転換。電動ユニットなどの販売台数増、構造改革効果などが寄与。中国や欧州は堅調。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(0.13%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10