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今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル下げ渋りも

2019/9/26 8:48 FISCO
*08:48JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル下げ渋りも 25日のドル・円相場は、東京市場では107円00銭から107円43銭まで反発。欧米市場でドルは107円25銭から107円88銭まで買われており、107円76銭で取引を終えた。 本日26日のドル・円は主に107円台後半で推移か。米長期金利の反発などを意識してドルは下げ渋る展開が予想される。 25日のニューヨーク市場では、トランプ米大統領が「中国との貿易協議について早い時期に合意する可能性がある」との見方を示したことや、ゼレンスキー・ウクライナ大統領が会見で「トランプ大統領との電話会談は普通のものであり、何の圧力もなかった」と述べたことから、リスク回避に絡んだ取引は大幅に縮小した。トランプ大統領の弾劾に向けた調査活動は続いているものの、現職大統領の弾劾実行は難しいとみられており、外為市場ではリスク回避のドル売りは縮小し、米長期金利の上昇を意識したドル買いが観測された。 市場関係者の間からは「閣僚級の米中協議の行方が改めて注目される」との声が聞かれており、トランプ大統領は楽観的な見通しを示しているものの、米中貿易協議における合意形成については予断を許さない状態が続くとみられる。このため、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性については懐疑的な見方が少なくないようだ。 《CS》