マーケット
9/20 15:15
37,723.91
+568.58
42,063.36
+457.18
暗号資産
FISCO BTC Index
9/21 10:19:29
9,063,637
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

楽観は禁物もシグナルは好転へ【クロージング】

2019/9/5 16:14 FISCO
*16:14JST 楽観は禁物もシグナルは好転へ【クロージング】 5日の日経平均は大幅に続伸。436.80円高の21085.94円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。終値での21000円回復は、8月2日以来となる。香港で条例改正案が撤回されたこと、英議会下院がEUからの離脱延期を政府に義務付ける法案を可決し、合意なき離脱がひとまず避けられるとの楽観論から、買い戻し優勢の相場展開となった。ギャップスタートで20800円を回復して始まった日経平均は、中国商務省が10月上旬に米国と閣僚級貿易協議を行うことを確認したと伝えられる中で上げ幅を拡大。後場半ばには一時21164.61円まで上げ幅を広げる局面もみられている。売買代金は4営業日ぶりに2兆円を上回っている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1900を超えており、全体の9割を占める全面高商状。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、精密機器、海運、パルプ紙、電気機器の上昇率が3%を超えている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>の5銘柄で日経平均を約135円押し上げている。 日経平均はギャップスタートで直近のもち合いレンジ上限だった20700円処を上放れ、その後も長い陽線を形成する格好から、75日線を捉えてきている。買い一巡後はこう着感が強まるかとみていたが、指値状況が薄い中で予想以上に上へのバイアスが強まった格好である。センチメントが弱気に傾いていたことでショートカバーの流れが強まったほか、来週には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えていることもあり、ヘッジ等の動きもあったとみられる。 香港については、改正案は撤回となったが、香港デモは継続すると伝えられており、混乱は長引く見通し。米中協議については9月に予定されていた協議を10月に先送りするといったところであり、楽観視はできないところではある。とは言え、テクニカル面ではもち合いレンジを上放れており、21000円を中心レンジとして20700円-21500円辺りにレンジが移行している。一目均衡表では雲下限を捉えており、来週には雲のねじれにより、雲上限が21000円処に下がる。横ばい推移として、来週には遅行スパンが上方シグナルを発生させてくる。まずは21000円固めが課題ではあるが、テクニカルシグナルは好転してきている。 《CN》
関連銘柄 5件
6857 東証プライム
6,295
9/20 15:00
+79(1.27%)
時価総額 4,823,034百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
3,965
9/20 15:00
+140(3.66%)
時価総額 4,002,854百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
24,245
9/20 15:00
+1,225(5.32%)
時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
47,810
9/20 15:00
+1,910(4.16%)
時価総額 15,214,146百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(1.88%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17