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4日の米国市場ダイジェスト:NYダウ237ドル高、中国の金融政策への期待広がる

2019/9/5 7:46 FISCO
*07:46JST 4日の米国市場ダイジェスト:NYダウ237ドル高、中国の金融政策への期待広がる ■NY株式:NYダウ237ドル高、中国の金融政策への期待広がる 米国株式相場は上昇。ダウ平均は237.45ドル高の26355.47、ナスダックは102.72ポイント高の7976.88で取引を終了した。中国人民銀行が近く預金準備率の引き下げを実施することが報じられたほか、香港で条例改正案が撤回され買いが先行。ニューヨーク及びダラス連銀総裁が講演で、景気見通しを注視するとの見解を示し、9月利下げへの期待から終日堅調となった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、7月と8月に米経済が緩やかに拡大したことが指摘された。セクター別では、ヘルスケア機器・サービスを除いて全面高となり、特に半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品の上昇が目立った。 トラックメーカーのナビスター(NAV)は、決算内容が予想を上回り大幅上昇。ソフトウェア開発のボックス(BOX)は、アクティビスト(物言う株主)のスターボード・バリューが同社株を7.5%取得したことが明らかとなり急騰。ゲーム企業のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け堅調推移。一方で、食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は、通期見通しを下方修正し下落した。 ビジネスチャットツールのスラック(WORK)は、マーケット終了後に5-7月期決算を発表し、売上高は予想を上振れ、一株損失は予想よりも縮小したものの、軟調な業績見通しが嫌気され、時間外取引で大幅下落して推移している。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:香港情勢安定でリスク回避の円買い縮小 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円12銭から106円44銭まで上昇し、106円42銭で引けた。7月米貿易赤字は予想を上回ったことを嫌ってドル売りが優勢となったが、香港情勢が安定するとの期待や、中国の経済指標が予想を上回ったため、株高に連れたリスク選好の動きが再燃した。 ユーロ・ドルは、1.1009ドルから1.1038ドルまで上昇し、1.1035ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の次期総裁、ラガルド氏が過剰な追加緩和期待を鎮静化したため、ユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、116円95銭から117円44銭まで上昇。日本の追加緩和観測を受けた円売りが観測された。ポンド・ドルは、1.2163ドルから1.2258ドルまで上昇。英議会が合意なき欧州連合(EU)からの離脱を阻止する法案を成立させたため警戒感が後退しポンド買いが加速。ドル・スイスは、0.9850フランから0.9798フランまで下落した。 ■NY原油:大幅反発で56.26ドル、中国経済の急減速に対する警戒感はやや低下 NY原油先物10月限は大幅反発(NYMEX原油10月限終値:56.26 ↑2.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+2.32ドルの56.26ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは53.84ドル−56.58ドル。中国経済の急減速に対する警戒感はやや低下したことや、米国株高を意識した買いが入った。英国は欧州連合(EU)からの合意なき離脱を回避するとの見方が広がったことも買い材料となったようだ。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 27.49ドル +0.44ドル(+1.63%) モルガン・スタンレー(MS) 41.53ドル +0.54ドル(+1.32%) ゴールドマン・サックス(GS)201.73ドル +2.76ドル(+1.39%) インテル(INTC) 48.92ドル +1.94ドル(+4.13%) アップル(AAPL) 209.19ドル +3.49ドル(+1.70%) アルファベット(GOOG) 1181.41ドル +13.02ドル(+1.11%) フェイスブック(FB) 187.14ドル +4.75ドル(+2.60%) キャタピラー(CAT) 119.10ドル +2.07ドル(+1.77%) アルコア(AA) 18.28ドル +0.67ドル(+3.80%) ウォルマート(WMT) 115.91ドル +1.27ドル(+1.11%) スプリント(S) 6.76ドル +0.06ドル(+0.90%) 《SF》