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9月3日のNY為替概況

2019/9/4 4:19 FISCO
*04:19JST 9月3日のNY為替概況  3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円31銭まで上昇後、105円74銭まで反落して引けた。 米中貿易摩擦の激化に加えて、米国の8月ISM製造業景況指数が予想外に50を割り込み活動の縮小を示したため景気後退懸念が強まり、米利下げ観測を受けたドル売りやリスク回避の円買いに拍車がかかった。 ユーロ・ドルは、1.0929ドルから1.0979ドルまで上昇して引けた。欧州中央銀行(ECB)が9月の定例理事会で利下げを含む金融緩和パッケージを発表する可能性があるとの報道を受けたユーロ売りが優勢となった。その後、ECB理事会メンバー、エストニア中銀のミュラー総裁が「量的緩和(QE)を再開する必要ない」との見解を示すと、ユーロのショートカバーが強まった。 ユーロ・円は、116円35銭から115円95銭のレンジ内で上下に振れた。 ポンド・ドルは、1.2016ドルから1.2106ドルまで上昇。 ジョンソン首相が率いる保守党政権は下院で過半数を失い、英国の合意ない欧州連合(EU)離脱への脅威を受けたポンド売りが後退。 ドル・スイスは、0.9905フランから0.9864フランまで下落した。 [経済指標]・米・8月製造業PMI改定値:50.3(予想:50.0、速報値:49.9)・米・8月ISM製造業景況指数:49.1(予想:51.3、7月:51.2)・米・7月建設支出:前月比+0.1%(予想:+0.3%、6月:−0.7%←-1.3%) 《KY》