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7日の米国市場ダイジェスト:NYダウ200ドル安、世界経済鈍化への懸念強まる

2019/3/8 7:35 FISCO
*07:35JST 7日の米国市場ダイジェスト:NYダウ200ドル安、世界経済鈍化への懸念強まる ■NY株式:NYダウ200ドル安、世界経済鈍化への懸念強まる 米国株式相場は下落。ダウ平均は200.23ドル安の25473.23、ナスダックは84.46ポイント安の7421.46で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)によるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けて、欧州株が全面安となり、売りが先行。世界経済の鈍化懸念が意識され、終日下落となった。セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で小売や食品・生活必需品小売が下落した。 食品小売のクローガー(KR)は、決算内容が予想を下回り大幅下落。ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)は、米食品医薬品局(FDA)が未成年者に対して最もタバコの違法販売を行っている薬局と名指しで批判し軟調推移。複写機のゼロックス(XRX)は、持株会社設立を発表し売られた。一方で、ゲーム大手のエレクトロニック・アーツ(EA)は、一部アナリストがスポーツゲームの事業価値の高さに言及し上昇した。 SNSのフェイスブック(FB)は、複数のメッセンジャーを統合し、小規模グループや個人間のプライバシーを重視する方針を発表した。メッセージが暗号化される為、ターゲット広告の効果にマイナスの影響が生じる一方、プライバシー重視の姿勢を評価する向きもある。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ユーロ下落、ECBが成長・インフレ見通し引き下げ 7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円86銭から111円48銭まで下落し、111円58銭で引けた。欧州中央銀行(ECB)が成長見通しを大幅に引き下げたため、世界経済の成長鈍化懸念が一段と強まり、リスク回避の円買いが優勢となった。 ユーロ・ドルは、1.1288ドルから1.1177ドルまで下落し、1.1193ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は理事会で予想通り政策金利を据え置くことを決定した。フォワードガイダンスを修正し、年内の利上げを見送る方針を示した。成長やインフレの見通しを引き下げ、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)3の開始を発表したことから、ユーロ・円は、126円14銭から124円67銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.3152ドルから1.3069ドルまで下落。離脱交渉で欧州連合(EU)が譲歩の姿勢を見せ、英国の合意ない離脱が回避可能との期待が広がったものの、ユーロ安を意識してポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、1.0066フランから1.0124フランまで上昇した。 ■NY原油:反発で56.66ドル、56ドル近辺で押し目買いの興味 NY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:56.66 ↑0.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.44ドルの56.66ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは56.08ドル−56.99ドル。ユーロ安や欧米株安を嫌って原油先物の上げ幅は縮小したが、56ドル近辺には押し目買いの興味が残されているようだ。また、主要産油国による原油供給の削減への期待は残されており、原油先物相場を下支えしている。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 28.55ドル -0.29ドル(-1.01%) モルガン・スタンレー(MS) 41.17ドル -0.45ドル(-1.08%) ゴールドマン・サックス(GS)192.77ドル -1.97ドル(-1.01%) インテル(INTC) 52.60ドル -0.35ドル(-0.66%) アップル(AAPL) 172.50ドル -2.02ドル(-1.16%) アルファベット(GOOG) 1143.30ドル -14.56ドル(-1.26%) フェイスブック(FB) 169.13ドル -3.38ドル(-1.96%) キャタピラー(CAT) 132.80ドル -2.03ドル(-1.51%) アルコア(AA) 27.36ドル -0.89ドル(-3.15%) ウォルマート(WMT) 97.45ドル -0.81ドル(-0.82%) スプリント(S) 6.30ドル +0.06ドル(+0.96%) 《SF》