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後場に注目すべき3つのポイント~ECB理事会やメジャーSQ控え方向感掴みにくい

2019/3/7 12:40 FISCO
*12:40JST 後場に注目すべき3つのポイント~ECB理事会やメジャーSQ控え方向感掴みにくい 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続落、ECB理事会やメジャーSQ控え方向感掴みにくい ・ドル・円は弱含み、株安受け円買い進行 ・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、東エレク<8035> ■日経平均は3日続落、ECB理事会やメジャーSQ控え方向感掴みにくい 日経平均は3日続落。156.31円安の21440.50円(出来高概算5億7687万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式相場では、12月貿易赤字が10年ぶりの高水準となったことや、経済協力開発機構(OECD)が世界経済見通しを再び下方修正したほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)でも多くの地域で景気減速が指摘されたことから軟調な動きとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の21545円となり、東京市場では朝方から売りが先行し、日経平均は21500円を割り込んでスタートした。前場中ごろから開始された中国をはじめとしたアジア市場の動向もまちまちとなっており、日本株に対する積極的な押し目買いの動きもみられず、日経平均は21400円台でのこう着相場が続いた。 セクターでは、電気機器、非鉄金属、海運業が下落となった一方で、水産・農林業、陸運業、空運業などはプラス圏での動きに。売買代金上位では、米関連株安を受けてSUMCO<3436>が7%安となり、構造改革費用の一括計上で最終利益を大幅に下方修正したみずほ<8411>は1%程度の下落となったほか、任天堂<7974>、武田薬品工業<4502>、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>、太陽誘電<6976>が軟調。一方で、ファーストリテイリング<9983>、資生堂<4911>、楽天<4755>は堅調。 本日は欧州中央銀行(ECB)の理事会、週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えた様子見ムードの高まりから、現状の東京市場では大きな方向性が出にくくなっている。 ECB理事会を前に、経済協力開発機構(OECD)は6日に公表した報告書にて、20カ国・地域(G20)の大半で経済見通しを下方修正し、ユーロ圏の経済成長率見通しも下方に見直した。これまで2019年におけるユーロ圏の成長とインフレに関する見通しが引き下げられるとの見方が広がっていたが、今回OECDがユーロ圏の成長見通しを引き下げたことから、ECBによる成長見通しの引き下げは事前に織り込まれているとみられる。そのなかで、理事会後のドラギECB総裁の記者会見ではハト派寄りの見解が示される可能性が高いが、追加緩和の必要性について明言するか否かに注目が集まっている。 他方、週末にメジャーSQを控えるなか、本日の前場時点の日経平均は21500円を割り込んでの推移が続く格好となった。足元のオプション市場では、21500-22000円のレンジで売買のポジションが積み上がっていたこともあり、21500円に乗せたいという主体や損失覚悟によるロスカットの向きなど先物を伴った売買が集中しているようだ。これらを一因として日経平均は21400円台でのこう着となるなか、薄商いの続く東京市場では、後場にかけても先物の動向に振らされやすい展開が続こう。 ■ドル・円は弱含み、株安受け円買い進行 7日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本株や中国株の軟調地合いから警戒の円買いに振れやすく、111円60銭台に軟化した。 ドル・円は、米国株の続落を受けた日本株安で円買いが先行。日経平均株価は前日比100円超安の軟調地合いとなったほか、上海総合指数も寄り付きから弱含み、目先の株安への警戒感からドル売り・円買い方向に振れた。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続くほか、中国株もマイナス圏で推移。さらに、欧米株式先物も下落基調に振れており、今晩の欧米株安が見込まれる。目先はドルが111円半ば付近の押し目買いでサポートされるか注目される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円58銭から111円78銭、ユーロ・円は126円25銭から126円41銭、ユーロ・ドルは1.1307ドルから1.1316ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・GFA<8783>やジーニー<6562>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・劉昆中国財務相 「付加価値税改革の深化は2019年の税金・手数料引き下げにおける最優先項目」 「付加価値税の引き下げを通じ製造業や中小企業を支援」 「今年計画する減税は世界的に類のない規模に」 【経済指標】 ・豪・1月貿易収支:+45.49億豪ドル(予想:+27.50億豪ドル、12月:+37.69億豪ドル←+36.81億豪ドル) ・豪・1月小売売上高:前月比+0.1%(予想:+0.3%、12月:-0.4%) <国内> ・14:00 1月景気動向指数・先行速報値(予想:96.1、12月:97.5) <海外> ・15:45 スイス・2月失業率(予想:2.7%、1月:2.8%) 《HH》
関連銘柄 13件
3436 東証プライム
1,253
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4502 東証プライム
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
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4911 東証プライム
2,729
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-19(-0.69%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6562 東証グロース
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広告収益や広告効果を最大化するプラットフォームを提供する広告プラットフォーム事業が主力。マーケティングSaaS事業、海外事業も手掛ける。広告プラットフォーム事業ではエンタープライズ層の開拓などを進める。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(-2.74%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
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-8(-0.31%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7974 東証プライム
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時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
3,835
11/22 15:30
-13(-0.34%)
時価総額 9,738,024百万円
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8783 東証スタンダード
275
11/22 15:30
-1(-0.36%)
時価総額 3,030百万円
ファイナンシャル・アドバイザリーなどの金融サービス事業を展開。サイバーセキュリティ事業、宿泊施設の運営等を行う空間プロデュース事業、運送事業等も。海外の事業パートナー模索、中国等での事業展開強化を図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25