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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、110円台ではドル売り先行意欲

2019/2/6 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、110円台ではドル売り先行意欲 6日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想する。アジア市場での豪ドル売り基調が弱まれば、ドル・円は再び110円台を目指す見通し。ただ、米利上げ休止が意識されるなか110円台はドル売りを先行させたいとのスタンスが強く、ドルへの下方圧力となりそうだ。 今週のドル・円相場をみると、110円付近でのドル売りに下押しされるケースが目立つ。前日の欧米市場ではブレグジットに関し、英国と欧州連合(EU)との北アイルランド国境問題に関する修正協議が難航した場合は合意なき離脱につながるとの見方から、ポンド売り・円買いが強まりドル・円に波及。本日のアジア市場では、ロウ豪準備銀行総裁が金利見通しを中立的に転じたことを受け豪ドル・円が急落し、ドル・円は一時109円60銭台まで値を切り下げた。その後、日本株高などを背景にドル・円はやや持ち直している。ドル指数は底堅く推移しておりドル自体は弱くはないが、目先の戻りは鈍いだろう。 今晩はトランプ米大統領の一般教書演説を消化する動きが見込まれる。同大統領は演説での今後の政策課題のなかで米朝首脳会談を今月末にベトナムで開催する考えを表明した。積極外交の意味でドル買い材料にはなるが、将来の在韓米軍撤退まで思惑が広がれば地政学リスクの観点で円買いに振れやすい。また、国境の壁に関しても改めて建設の必要性を強調し、議会運営の不透明感を増幅させよう。一方、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降は利上げ停止観測が広がり、「110円台はドル売りから入りたい」(市場筋)との声が聞かれる。目先も強いドル買い材料が乏しいと、大台定着は困難とみられる。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・22:30 米・11月貿易収支(予想:-540億ドル、10月:-555億ドル) ・22:30 米・10-12月期非農業部門労働生産性速報値(7-9月期:前期比年率+2.3%) ・03:00 米財務省10年債入札(270億ドル) ・06:45 NZ・10-12月期失業率(予想:4.1%、7-9月期:3.9%) ・08:05 クオールズ米FRB副議長講演(ストレステスト関連) ・09:00 パウエル米FRB議長が教育者とのタウンホールミーティング主催 《FA》