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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、株安警戒も節目110円を意識

2018/12/25 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、株安警戒も節目110円を意識 25日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。日経平均株価などアジア株の大幅安を受け、年末までの株安を警戒した円買いに振れやすい見通し。ただ、大きな節目である110円付近では買戻しのフローが見込まれ、ドルを下支えしそうだ。 ドル・円は、前日のNY市場で売り優勢の展開。背景となったのは、米国の政府機関の閉鎖に伴う混乱やトランプ大統領の閣僚人事をめぐる確執に懸念が広がり、NYダウは前日比600ドル安の大幅続落。ドルは安全通貨とはならず、8月以来の安値となる110円26銭まで大きく水準を切り下げた。また、本日の東京市場で日経平均株価が20000円の大台を割り込み、前週末終値からの下げ幅も一時1000円を超えたことでリスク回避の円買いが強まり、ドルは一時110円付近まで売り込まれた。上海総合指数など中国株も軟調となり、金融市場では年末に向け世界的な株安が警戒されている。 今晩は欧米をはじめ主要市場はクリスマス休暇の休場で、直接的なリスク要因の後退により積極的な円買いは想定しにくい。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース鈍化への観測から、ドル売りは続く見通し。また、ムニューシン財務長官の進退に関する憶測が流れ、米国株の最近の大幅安に拍車をかける格好になっている。NYダウは今月に入って3000ドルも値を下げており、この年末年始にかけても先安観は継続。一方で、ドルは大方の市場関係者が想定するレンジ下限である110円が視野に入った。その周辺での買い戻しも観測されるため、今晩のドルの下げは限定的と予想する。 【今日の欧米市場の予定】 ・クリスマス休場:NZ、豪、香港、シンガポール、インド、南ア、独、仏、スイス、英国、米国、カナダ、ブラジルなど 《FA》