マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/25 16:00:56
15,135,703
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~先安観強まりセンチメントは悪化傾向、成長銘柄を冷静に拾う

2018/12/10 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~先安観強まりセンチメントは悪化傾向、成長銘柄を冷静に拾う 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅下落、先安観強まりセンチメントは悪化傾向、成長銘柄を冷静に拾う ・ドル・円は軟調、ドル売り主導で112円前半に ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は大幅下落、先安観強まりセンチメントは悪化傾向、成長銘柄を冷静に拾う 日経平均は大幅に下落。487.45円安の21191.23円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えた。11月21日の直近安値を下回り、10月末以来の安値水準まで下げ幅を広げている。米中貿易摩擦に加えて米景気の鈍化が懸念されてきていること、英国のEU離脱案の下院採決を11日に控え、売り優勢の相場展開となった。7日の米国市場では雇用統計の結果を受けて米景気の後退懸念が強まったほか、中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)幹部の逮捕を受けて、米中貿易交渉への警戒感が再燃する中、NYダウは558ドル安と大きく下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円安の21335円となり、これにサヤ寄せする格好からギャップ・ダウンでのスタート。その後もアジア市場が揃って弱い値動きをみせているほか、グローべックスのNYダウ先物は200ドルを超える下落で推移しており、先安観が警戒される中で、下げ幅を拡大させている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1900を超えており、全体の9割を超える全面安商状。セクターでは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非OPEC加盟国が減産で合意したことを背景に石油石炭、鉱業が堅調な他は31業種が下落。空運の下落率が3%を超えたほか、サービス、電気機器、食料品、化学、ガラス土石、精密機器、海運、機械、証券、情報通信、水産農林、医薬品の下落率が2%を超えている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東エレク<8035>が重石に。 日経平均は10月安値とのボトムを形成できるかが注目されるところであろう。ただし、米株先物が弱い動きをみせており、様子見姿勢が強い中では、押し目を拾う動きは限られよう。反対に先安観からセンチメントは悪化傾向にあり、薄商いの中を小さなエネルギーでも下に振れやすい需給状況となっている。米中首脳会談で貿易戦争の一時休戦が合意された後、いったんはリスク回避姿勢が後退しただけに、梯子を外された格好でもあり、ポジション圧縮の流れが強まっていると考えられる。また、週末に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えていることも、急落によってヘッジ対応の売りといった動きに向かわせやすく、より値幅が出やすくなっている。 センチメントの悪化により、外部環境の影響が限られている中小型株へも個人主体の換金売りが強まっているようである。マザーズ指数は3.5%超の下げとなり、テクニカル面では支持線として意識されていた一目均衡表の雲上限を割り込んできている。一方で、外部環境の不透明感が強いが、需給面ではヘッジファンドの売りが一巡してくるところであり、イレギュラー的な価格形成になりやすいところではあるが、成長銘柄などを冷静に拾 うところでもあろう。 ■ドル・円は軟調、ドル売り主導で112円前半に 10日午前の東京市場でドル・円は軟調。米利上げ継続期待が弱まるなか、前週末に発表された弱い米11月雇用統計が嫌気され、ドル売り主導で112円前半に弱含んだ。 ドル・円は、日経平均株価や上海総合指数がマイナス圏となり、株安を警戒した円買いが先行。米雇用統計のうち非農業部門雇用者数が予想を下回ったことを消化する動きが広がり、ドルは112円20銭台まで値を下げた。 ランチタイムの日経平均先物は大幅安となり、日本株のマイナス圏継続を警戒した円買いに振れやすい。市場では112円20銭が目先の下値メドとされ、同水準を割り込むと112円付近に下げが加速する可能性が指摘される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円24銭から112円69銭、ユーロ・円は128円08銭から128円43銭、ユーロ・ドルは1.1391ドルから1.1442ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・大和自動車交通<9082>やTRUCK−ONE<3047>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・7-9月期GDP2次速報:前期比年率-2.5%(予想:-2.0%、1次速報:-1.2%) ・日・10月経常収支:+1兆3099億円(予想:+1兆3355億円、9月:+1兆8216億円) ・豪・10月住宅ローン件数:前月比+2.2%(-0.4%、9月:-1.0%) <国内> 特になし <海外> ・15:45 スイス・11月失業率(予想:2.5%、10月:2.4%) ・16:00 独・10月貿易収支(9月:+183億ユーロ) 《HH》
関連銘柄 6件
420
11/22 14:57
±0(0%)
時価総額 1,072百万円
トラック、ダンプなどの中古商用車の買取・販売を行う。レンタル・リースや整備のほか、運送関連事業も手掛ける。山口県下松市に本社。車検整備・板金・塗装対応可能な自社工場を保有。東南アジア中心に海外輸出に注力。 記:2024/08/23
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9082 東証スタンダード
708
11/22 15:07
+3(0.43%)
時価総額 3,717百万円
ハイヤー業、タクシー業等の旅客自動車運送事業が主力。1939年創立。不動産事業、燃料・資材販売等の販売事業、清掃等のサービス・メンテナンス事業も。車両広告を拡販。不動産事業は事業収益の増強等に注力。 記:2024/10/09
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17