マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 13:37:46
14,150,548
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~中小型株はいったんは需給整理がピークを通過

2018/11/5 12:35 FISCO
*12:35JST 後場に注目すべき3つのポイント~中小型株はいったんは需給整理がピークを通過 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は下落、中小型株はいったんは需給整理がピークを通過 ・ドル・円は下げ渋り、中国の関税引き下げを好感も ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はNTTデータ<9613> ■日経平均は下落、中小型株はいったんは需給整理がピークを通過 日経平均は下落。258.61円安の21985.05円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えた。2日の米国市場は10月雇用統計が予想を上回ったことで利上げペースの拡大が意識されたほか、アップルの決算が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円安の22000円となり、これにサヤ寄せする格好から売り優勢の展開となった。また、ファーストリテ<9983>が2日発表した「ユニクロ」の10月の国内既存店売上高は前年同月比10.0%減となったことが嫌気されたことも日経平均の重石となった。6日に行われる米中間選挙を控えて模様眺めムードも強く、一時21865.98円と下落幅は300円を超える局面もみられている。ただし、前引け間際には一時22000円を回復するなど、下げ渋る動きをみせている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、パルプ紙、その他製品、卸売、石油石炭、化学、輸送用機器、ガラス土石、精密機器が軟調。半面、海運、空運、証券が小じっかりだった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテが1社で日経平均を約103円下押したほか、NTTデータ<9613>、TDK<6762>が冴えない。 日経平均は一時300円を超える下落となったが、ファーストリテのマイナスインパクトを除けば22000円処での底堅さが意識される状況であろう。米雇用統計を受けた利上げ観測やアップル決算の影響は想定内であり、米中間選挙を控え模様眺めムードの強い相場展開といったところである。円相場は1ドル113円台前半での推移とやや円安に振れて推移していることもあり、22000円を挟んでのリバランス中心の売買が続きそうである。また、後場は日銀のETF買い入れが意識されやすく、下げ渋る動きがみられそうだ。 また、中小型株については、物色対象に広がりは見られていないものの、個別に物色されている銘柄がみられてきている。投資信託の運用資産残高が10月に約6兆円目減りし、10年ぶりの減少幅を記録するなど、需給懸念はくすぶる。ただし、これまでの大幅な調整局面、その後の下げ渋りによっていったんは需給整理がピークを通過したとみられ、短期的な売買が中心ながらも落ち着きがみられてくる可能性がある。米中間選挙での波乱が警戒される半面、中小型株についてはアク抜け期待に向かわせそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、中国の関税引き下げを好感も 5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株の大幅安で円買いに振れやすいものの、中国の関税引き下げ観測に豪ドルなどが反応し、クロス円がドルを下支えした。 ドル・円は、日経平均株価や上海総合指数の軟調地合いを受け、やや円買い方向に振れ、ドルは113円11銭まで下げる場面もあった。ただ、米中間選挙前で積極的に動きづらく、売り買いともに小幅にとどまった。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。一方、中国の習近平国家主席が輸入関税引き下げの意向を示し、交易関係の深いオーストラリアが注目され豪ドル・円などクロス円に買いが入ったもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円11銭から113円24銭、ユーロ・円は128円85銭から129円04銭、ユーロ・ドルは1.1387ドルから1.1399ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アカツキ<3932>や日本テレホン<9425>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はNTTデータ<9613> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・習近平・中国国家主席 「輸入関税を引き下げる」 「各国は開かれた政策を進め、保護主義に反対すべき」 「世界に市場開放を誓う」 ・日銀金融政策決定会合の議事要旨(9/18-19分) 「前回から株価や為替は総じて落ち着いており、政策金利のフォワードガイダンスを含めた今回の枠組み強化は市場参加者に大きな混乱なく受け止められている」(1人の委員) 「市場の一部にはなお枠組み強化の政策意図の分かりづらさを指摘する声もあり、今回の措置が日銀の政策スタンスをより明確にしたものであると引き続き丁寧に説明していくことが重要」(複数の委員) 【経済指標】 ・中・10月財新サービス業PMI:50.8(予想:52.8、9月:53.1) <国内> ・13:10 黒田日銀総裁会見 <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 5件
3932 東証プライム
2,433
11/26 15:30
+94(4.02%)
時価総額 35,320百万円
モバイルゲームの開発・運用等を行うゲーム事業が主力。「HykeComic」のコミック事業も。ソニーグループ、コーエーテクモHDと資本業務提携。ゲーム事業では次世代運営ゲームの開発力強化などに取り組む。 記:2024/08/05
6762 東証プライム
1,848.5
11/26 15:30
-49.5(-2.61%)
時価総額 3,593,225百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
9425 東証スタンダード
325
11/26 15:01
+1(0.31%)
時価総額 1,866百万円
中古モバイル機器の買取・再販等を行うリユース関連事業が主力。旧社名は日本テレホン。ショーケース傘下。オンラインショップの運営やレンタルサービス等も。グローバルでは香港、ドバイへの販売ルート構築が進む。 記:2024/06/09
9613 東証プライム
2,869.5
11/26 15:30
-87(-2.94%)
時価総額 4,024,474百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(1.42%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25