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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株にはショートカバーの流れが優勢に

2018/11/2 8:31 FISCO
*08:31JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株にはショートカバーの流れが優勢に 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ハイテク株にはショートカバーの流れが優勢に ■前場の注目材料:キーエンス、2Q営業益はコンセンサス下回るが増配評価か ■KDDI、楽天と提携、通信・決済・物流、互いの弱点補う ■ハイテク株にはショートカバーの流れが優勢に 2日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行となろうが、次第にこう着感が強まりそうである。1日の米国市場はトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したことが材料視され、NYダウは連日で200ドルを超える上昇となった。また、AMDが10%超の上昇となるなど、半導体関連が相場をけん引していることもポジティブ視される。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の21765円。円相場は1ドル112円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行することになろうが、時間外で決算を発表したアップルが弱含みに推移している。米雇用統計を控えており、発表後の利上げへの思惑等も気掛かりとなる中、日経平均は節目の22000円突破は厳しいだろう。そのため、5日線を支持線とする中で、前日の価格レンジ内での推移になりそうである。 一方で、米半導体株の上昇は支援材料になるため、アップルの決算がアク抜けとの見方として判断が強まるようだと、本日もハイテク株にはショートカバーの流れが優勢になる可能性がある。米中緊張緩和に加えて、米中間選挙も大きな波乱は無いとの見方がされてきており、売り込まれていたハイテク株には買い戻しの流れが次第に強まりやすいとみておきたい。 また、ザラ場に三菱商<8058>、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>の決算が予定されている。コンセンサスを上回る内容となるようだと、中国関連への買い戻しも誘い込む流れになりやすいとみておきたい。その他、昨日の中小型株は前場半ば辺りからダレる格好だったが、短期の値幅取り狙いの資金が中心であり、いったん値動きが鈍ると、資金の逃げ足も速い。オプトエレクトロニクス<6664>、ネオス<3627>、ロコンド<3558>といった、強いトレンドが続いている銘柄での日替わり的な物色がしばらく続きそうである。 ■キーエンス、2Q営業益はコンセンサス下回るが増配評価か キーエンス<6861>が1日発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比17.3%増の2939.02億円、営業利益が同16.6%増の1613.98億円だった。人手不足や人件費の高騰を背景に企業の省力化投資は依然として旺盛で、FAセンサーが好調だった。ただし、営業利益はコンセンサス(1636億円程度)を若干下回っており、中立要因。一方で、中間配当及び期末配当予想を、それぞれ1株当たり50円増額の100円に修正しており、材料視されそうだ。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(25380.74、+264.98) ・ナスダック総合指数は上昇(7434.06、+128.16) ・シカゴ日経225先物は上昇(21765、大阪比+225) ・SOX指数は上昇(1258.08、+55.78) ・VIX指数は低下(19.34、-1.89) ・米長期金利は低下 ・補正予算への期待 ・日銀のETF購入 ・好調な企業業績 ・ファナック<6954>対処法表示、トラブル発生時、IoT基盤活用 ・KDDI<9433>楽天<4755>と提携、通信・決済・物流、互いの弱点補う ・三菱商<8058>洋ゴム<5105>に500億円出資、筆頭株主に ・トヨタ<7203>定額制 来年導入 乗り換え カーシェアも開始 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月マネタリーベース(9月:前年比+5.9% <海外> ・09:30 豪・9月小売売上高(前月比予想:+0.3%、8月:+0.3%) 《SF》
関連銘柄 12件
3558 東証グロース
1,758
11/27 15:30
-73(-3.99%)
時価総額 20,194百万円
靴・衣料品通販サイト「ロコンド」を運営。靴の品揃えに強み。ECサイト支援サービス、リーボック事業等も手掛ける。ECモールのマガシーク社買収で取扱高拡大。リーボックはコラボ増やす。物流とIT統合を進める。 記:2024/10/25
3627 東証スタンダード
315
11/27 15:30
-2(-0.63%)
時価総額 3,935百万円
aiwa製品等のIoT&デバイス事業、ゲームやAI健康アドバイスアプリ等のライフデザイン事業、AI&クラウド事業を展開。プリペイド決済サービス「ValueWallet」はスーパーなど向け中心に導入図る。 記:2024/10/25
4755 東証プライム
857
11/27 15:30
-5.3(-0.61%)
時価総額 1,843,875百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
5105 東証プライム
2,306.5
11/27 15:30
-76.5(-3.21%)
時価総額 355,457百万円
タイヤメーカー大手。乗用車用タイヤなど自動車タイヤの製造・販売を行う。兵庫県伊丹市に本社。筆頭株主に三菱商事。自動車用防振ゴム等も手掛ける。SUV向けタイヤではサイズラインアップの拡充等に取り組む。 記:2024/07/08
6664 東証スタンダード
224
11/27 15:30
-17(-7.05%)
時価総額 1,473百万円
自動認識装置メーカー。国内唯一、バーコード読み取りハネウェルの核となるモジュールエンジンを製造。レーザモジュールで国内トップシェア。海外が約半数。定置式スキャナ製品等が堅調。米特許訴訟は費用継続。 記:2024/11/02
6861 東証プライム
64,000
11/27 15:30
-1,580(-2.41%)
時価総額 15,565,312百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(-4.91%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
-96.5(-3.62%)
時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,325
11/27 15:30
-125(-1.68%)
時価総額 11,609,319百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,271.5
11/27 15:30
-48(-2.07%)
時価総額 3,807,895百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8058 東証プライム
2,529
11/27 15:30
-37(-1.44%)
時価総額 10,568,737百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,915
11/27 15:30
-11(-0.22%)
時価総額 10,772,923百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04