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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、堅調な米GDPも株安に警戒

2018/10/26 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、堅調な米GDPも株安に警戒 26日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。112円付近ではドルの買い戻し意欲が観測されるほか、今晩発表の米国の7-9月期国内総生産(GDP)速報値は堅調な内容が見込まれ、ドル買いに振れやすい。ただ、米国株の不安定な値動きに警戒が根強く、ドル・円の上昇は限定的になろう。 前日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁がユーロ圏経済に不透明性を指摘したため、来年夏以降の利上げの可能性に懐疑的な見方が広がったほか、米国株が大きく切り返したことで、ドル買いが強まった。ドル・円は株価の大幅反発を受け、112円67銭まで強含む場面もあった。本日のアジア市場でも序盤はその流れを受け、市場センチメントが改善。しかし、米株式先物や上海総合指数が下げに転じると、日経平均株価もそれに呼応してマイナス圏に沈んだ。今週業績発表した米企業のうち、キャタピラーの通期見通し据え置きのほか、アマゾンの期別売上高の伸び率鈍化などが想起され、今晩の米株反落を警戒したドル売り・円買いに振れそうだ。 ただ、ドル・円は111円台に下げても押し目買いで112円前半に押し戻されるケースが目立ち、目先的に底堅い値動きが予想される。そうしたなか、本日は米国の7-9月期GDP速報値の発表が注目されよう。市場コンセンサスは前期比年率+3.3%と、4-6月期の+4.2%から減速するものの、依然として高水準であり、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め継続方針を後押しする材料となりそうだ。また、前日のECB理事会以降も下落基調が続くユーロには先安観が強く、ドルに資金が入りやすい。とはいえ、米株安への警戒感も根強く、ドル・円の上昇は抑えられるだろう。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査 ・21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+3.3%、4-6月期:+4.2%) ・23:00 ドラギECB総裁講演(ブリュッセル) ・23:00 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:99.0、速報値:99.0) 《FA》