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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、昨年11月以来の高値圏で利食い売りも

2018/10/1 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、昨年11月以来の高値圏で利食い売りも 1日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続を背景としたドル買いや、株高を背景とした円売りは継続。ただ、ドルは114円となれば昨年11月以来の高値圏で、利益確定売りがドル・円の上昇を抑えそうだ。 前週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で2020年まで利上げ継続の姿勢が示されたことから、堅調な経済指標がそれを後押しすればドルに資金が集まりやすい。今晩は23時発表の米国の9月ISM製造業景況指数が前回を下回ると予想されるが、先行指標的な9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が強い内容だったことで、ISM指数がドル買い再開の手がかりになる可能性もあろう。一方、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐる協議で、カナダが米国と合意したもようであり、1日のアジア市場では通商摩擦への懸念が後退してカナダドル・円が上昇、クロス円をやや押し上げており、欧米市場でも同様の展開が見込まれる。 ただ、ドル・円は昨年11月以来、11カ月ぶりの114円台に接近しているが、久々の水準とあってアジア市場では利益確定や戻り待ちのドル売りが観測された。また、イタリアの財政計画での黒字化目標の後退や、英国の欧州連合(EU)強硬離脱への根強い懸念で欧州通貨は引き続き売られやすい。ドル・円は前週の年初来高値上抜けで弾みがつき、本来ならさらに買いが強まってもおかしくないが、「リスクオン一色ではない」(市場筋)との見方から、115円回復の見方は意外に少ないようだ。今晩は、アトランタ連銀総裁などFRB当局者からのハト派寄り見解をきっかけにドル売りに傾く展開も想定したい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・9月製造業PMI改定値(予想:53.3、速報値:53.3) ・17:30 英・9月製造業PMI(予想:52.5、8月:52.8) ・17:30 英・8月住宅ローン承認件数(中銀)(予想:6.45万件、7月:6.48万件) ・18:00 ユーロ圏・8月失業率(予想:8.1%、7月:8.1%) ・22:02 ボスティック米アトランタ連銀総裁が討論会参加(経済発展について) ・22:45 米・9月製造業PMI改定値(予想:55.6、速報値:55.6) ・23:00 米・9月ISM製造業景況指数(予想:60.0、8月:61.3) ・23:00 米・8月建設支出(前月比予想:+0.4%、7月:+0.1%) ・24:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が対話集会参加 ・01:15 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演(米国経済見通しと金融政策) 《FA》