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海外勢の需給変化に関心、メジャーSQに向けた思惑も【クロージング】

2018/8/31 16:16 FISCO
*16:16JST 海外勢の需給変化に関心、メジャーSQに向けた思惑も【クロージング】 31日の日経平均は小幅ながら9営業日ぶりに反落。4.35円安の22865.15円(出来高概算13億株)で取引を終えた。トランプ大統領が来週にも中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げを実施する意向が伝わり、貿易摩擦が一段と激しさを増すとの懸念からシカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。しかし、寄り付き直後に一時22678.03円まで下げ幅を拡大する局面もみられたが、その後はじりじりと下げ幅を縮める展開。後場に入るとより底堅さが意識される中でプラスに転じ、その後もプラス圏での推移が続いていたが、大引けでは週末のポジション調整等もあってか、小幅に下げに転じている。一方で、マザーズ指数は早い段階でプラスに転じると、その後もプラス圏での推移が続くなど、個人投資家の物色意欲の強さが窺えた。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは医薬品、精密機器、サービス、不動産、情報通信がしっかりな半面、石油石炭、保険、鉄鋼、非鉄金属、銀行、海運の弱さが目立っている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>が堅調。一方で、ファナック<6954>、東エレク<8035>、信越化<4063>が重石となっている。 トランプ大統領が来週にも中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げを実施する意向が伝わったことから、資源や素材関連は手掛けづらい状況であった。また、為替市場での円高傾向も手掛けづらくさせていたであろう。一方で、医薬品の一角が堅調であり、マザーズでもサンバイオ<4592>の強い値動きが目立ち、個人主体の中小型物色への支援要因になっている。 泥沼化する米中貿易戦争に対する警戒感は根強いが、とは言え市場反応も見極めづらいところである。これまでのトランプ大統領によるSNSを活用した発言に対して市場は波乱含みとなるものの、その後はショートカバーが優勢になりやすい。楽観視する訳ではないが、米中間選挙まではこういった状況が続きやすいとも考えられ、冷静に下値を拾うスタンスになりそうだ。 また、足元ではリバウンド基調が継続しており、海外勢の夏休み明けとなる来週以降の需給変化も意識されやすい。名実ともに9月相場入りに伴う需給も意識されるほか、23000円での攻防が続く中、9月2週のメジャーSQに向けた、思惑的な動きも意識されてくるだろう。 《AK》
関連銘柄 7件
4063 東証プライム
5,750
9/19 15:00
+135(2.4%)
時価総額 11,638,707百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4523 東証プライム
5,756
9/19 15:00
+129(2.29%)
時価総額 1,707,040百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4592 東証グロース
1,082
9/19 15:00
+120(12.47%)
時価総額 74,257百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
3,825
9/19 15:00
+63(1.67%)
時価総額 3,861,517百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
23,020
9/19 15:00
+555(2.47%)
時価総額 10,856,992百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,900
9/19 15:00
+1,080(2.41%)
時価総額 14,606,344百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,405
9/19 15:00
+209(2.55%)
時価総額 14,481,428百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17