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後場に注目すべき3つのポイント~米中交渉への期待で買い戻しも見られるが

2018/8/22 12:38 FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中交渉への期待で買い戻しも見られるが 22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、米中交渉への期待で買い戻しも見られるが ・ドル・円は下げ渋り、過度な警戒は後退 ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は続伸、米中交渉への期待で買い戻しも見られるが 日経平均は続伸。101.41円高の22321.14円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。 21日の米国市場でNYダウは63ドル高と4日続伸した。翌日公開される7月31日-8月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容を見極めたいとの思惑などから緩やかな上昇となったが、企業決算が好感されたほか、原油相場や長期金利の上昇で石油株、金融株などが買われた。本日の日経平均も米株高を好感して50円高からスタートしたが、寄り付き直後には米政権運営の先行き不透明感や前日に続く通信株安でマイナスに転じる場面が見られた。しかし、その後は円相場が再び下落に転じるとともに日経平均も強含み、前引けにかけて一時22328.15円(108.42円高)まで上昇した。 個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、東海カーボ<5301>などが堅調。自社株買い実施を発表したマネックスG<8698>は4%近い上昇。スズキ<7269>は一部証券会社の目標株価引き上げが買い材料視された。米半導体株高を受けて東エレク<8035>やSUMCO<3436>も買われた。また、日農薬<4997>はADEKA<4401>による株式公開買付け(TOB)価格にさや寄せする形で買い気配となっている。一方、前日の後場に大きく売られたKDDI<9433>やNTT<9432>は続落。ファーストリテ<9983>もさえない。一部報道が嫌気されたスルガ銀<8358>はストップ安水準まで売られている。セクターでは、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石製品などが上昇率上位。半面、パルプ・紙、空運業、情報・通信業など5業種が下落した。 日経平均は朝方の売りをこなして切り返し、3ケタの上昇で前場を折り返した。米中の通商交渉に楽観的な見方が広がったようで、日経平均寄与度の大きい値がさの半導体関連株の一角が上昇し、トヨタ自などその他の輸出株にも買い戻しが広がっている。実際に本日から始まる見込みの米中の次官級による協議を前に、通商問題への警戒感が広がっていたセクターを中心に買い戻しの動きが続く可能性がある。 但し、この米中協議やFOMC議事録の公表、さらに23日から始まる米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)といった重要イベントを控え、これらの内容を見極めたいとのムードは依然強い。新規の買いが入りにくい状況で、日経平均も25日、75日、200日移動平均線が集中する22400円水準手前で一進一退の展開が続きそうだ。動向が注目される中国・上海総合指数は前日のような強い動きを見せておらず、こちらも買い手掛かりとはなりにくい。新興市場に目を向けるとアンジェス<4563>やリボミック<4591>といったバイオ株の一角などが値を飛ばしているが、資金の逃げ足の速さには注意したい。 ■ドル・円は下げ渋り、過度な警戒は後退 22日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。トルコリラの安定した値動きを受け、過度な警戒による円買いの後退でドルは値を戻した。 ドル・円は、本日から開催される米中通商協議で、トランプ大統領がやや悲観的な見解を表明したことで、一時110円03銭まで下落。その後は、トルコリラの安定した値動きで過度な警戒による円買いは後退した。 一方、上海総合指数はマイナス圏で推移しているが、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。目先は米中通商協議への思惑で売り買いが交錯しそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円03銭から110円35銭、ユーロ・円は127円35銭から127円79銭、ユーロ・ドルは1.1568ドルから1.1582ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アンジェス<4563>や双信電機<6938>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「中国がさらに大きくなることを許すことは今のところない」 「貿易協議は時間がかかるが、非常にうまくいっている」 ・米ムーディーズ 「今年の中国のGDPは+6.6%まで減速の可能性」 「貿易状況のさらなる悪化は米中の成長見通しだけでなく、アジア各国の見通しにリスク」 【経済指標】 ・NZ・4-6月期小売売上高:前期比+1.1%(予想:+0.3%、1-3月期:+0.1%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 6月全産業活動指数(前月比予想:-0.8%、5月:+0.1%) <海外> ・休場:シンガポール、インド、トルコ 《HH》
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
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柱の化学品は半導体向け高誘電材料や自動車向け樹脂・潤滑油添加剤に強み。業務用食油や農薬も。半導体や自動車関連が堅調。開発費等を吸収。新中計は27年3月期営業益530億円の目標。配当性向40%以上。 記:2024/08/12
4563 東証グロース
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4591 東証グロース
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4997 東証プライム
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5301 東証プライム
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炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
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時価総額 43,128,668百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
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大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
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時価総額 9,906,407百万円
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時価総額 11,248,447百万円
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8358 東証プライム
1,099
9/25 15:00
-6(-0.54%)
時価総額 216,656百万円
静岡県東部地盤の地銀。神奈川県にも多くの店舗を有す。投資用不動産ローンや住宅ローンに強み。クレディセゾンと資本業務提携。貸出金は復調傾向。中計の26年3月期純益目標を110億円から135億円に上方修正。 記:2024/08/17
8698 東証プライム
609
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時価総額 162,875百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01
9432 東証プライム
148.5
9/25 15:00
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時価総額 13,446,722百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9433 東証プライム
4,760
9/25 15:00
-62(-1.29%)
時価総額 10,967,897百万円
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9983 東証プライム
47,100
9/25 15:00
-830(-1.73%)
時価総額 14,988,209百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,542
9/25 15:00
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時価総額 14,717,473百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17