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欧米為替見通し:ドル・円は下値の堅い値動きか、米欧通商摩擦でユーロ売りも
2018/7/25 17:25
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*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下値の堅い値動きか、米欧通商摩擦でユーロ売りも 25日の欧米外為市場では、ドル・円は下値の堅い値動きを予想したい。米国と欧州連合(EU)の貿易戦争への懸念が強まれば世界経済の減速懸念から、リスク回避的な円買い先行となる見通し。ただ、欧米の摩擦はユーロ売りに振れやすく、相対的にドルに買いが入る展開となりそうだ。 本日は、トランプ米大統領とユンケル欧州委員会委員長によるホワイトハウスでの会談が焦点。貿易戦争回避に向けた協議が期待されているが、トランプ大統領はツイッターに「関税は最高に素晴らしい」と投稿。また、米国の貿易相手国・地域が「公正な取引」に応じない場合には一段の関税を課す可能性に言及するなど、挑発的なスタンスを示している。このため、25日のアジア市場では警戒感が広がるなか、早朝から狭いレンジ内での取引が続き、豪・4-6月期消費者物価指数(CPI)の低調な内容を受けて、豪ドル・円が下げ、ドル・円をやや押し下げる場面もあった。 ただ、目先もドル・円の下値は堅そうだ。米欧首脳会談で具体的な進展が見込めない場合、経済構造の複雑さからドル売りよりもユーロ売りに振れる可能性が高い。明日は欧州中央銀行(ECB)理事会の開催が予定され、利益確定などのユーロ売りも出やすい見通し。一方、トランプ政権は、通商摩擦による影響から農家を支援する方針で、それがドル売りを抑制しているようだ。反面、最近発表された米国の住宅関連指標は弱い内容が目立つなか、今晩発表となる6月新築住宅販売件数は前月から低下すると予想されており、一時的にドル売りになる可能性もある。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 独・7月IFO企業景況感指数(予想:101.5、6月:101.8) ・17:00 ユーロ圏・6月マネーサプライ(前年比予想:+4.0%、5月:+4.0%) ・17:30 英・6月銀行協会住宅ローン件数(予想:39000件、5月:39244件) ・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-2.5%) ・23:00 米・6月新築住宅販売件数(予想:66.8万戸、5月:68.9万戸) ・02:00 米財務省5年債入札(360億ドル) ・米EU首脳会談 《FA》
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