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欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米FRB議長の証言内容に注目

2018/7/17 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米FRB議長の証言内容に注目 17日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。今晩予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で緩やかな利上げの方針が示され、ドルは買い再開の見通し。ただ、証言内容に新味が乏しければドルの上昇は限定的となろう。 前日発表された米国の6月小売売上高は、ほぼ予想通りであったが、前月分が上方修正された。また、7月NY連銀製造業景気指数が予想を上回り、ドル買いが一時強まった。しかし、国際通貨基金(IMF)が発表した世界経済見通し報告で、貿易摩擦が短期的に世界経済のリスクになると警告したことが懸念材料となり、その後ドル売りに転じ、ドル・円は112円前半に弱含んだ。ただ、3連休明けの本日の東京市場で実需筋がドル買いを先行させ、一時112円半ばに回復。また、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りもみられ、ドル・円は小じっかりの展開となっている。 今晩は、パウエルFRB議長による半期に1度の議会証言が焦点。6月12-13日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見やその後のポルトガルでの講演で同議長は景気拡大基調を背景に緩やかな引き締めの必要性を強調した。今晩も、雇用情勢の改善やインフレ上昇などを挙げ、年4回ペースの利上げ継続を示唆するとみられる。ただ、次の利上げに向け一段踏み込んだ手がかりが得られなければ、ドル買いは限定的となろう。また、米トランプ政権は中国に対する制裁関税を7月に入り発動しており、米中通商摩擦の影響への言及は避けられず、ドルの上昇ペースは緩慢になりかねない。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 カーニー英中銀総裁ら議会証言(金融安定報告書について) ・17:30 英・3-5月ILO失業率(予想:4.2%、2-4月:4.2%) ・22:15 米・6月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、5月:-0.1%) ・22:15 米・6月設備稼働率(予想:78.3%、5月:77.9%) ・23:00 米・7月NAHB住宅市場指数(予想:68、6月:68) ・23:00 パウエル米FRB議長が半期議会証言(上院銀行委員会) ・05:00 米・5月対米証券投資収支(4月:ネット長期有価証券+939億ドル) 《FA》