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後場に注目すべき3つのポイント~出遅れセクターにも物色広がるが外需に一抹の不安

2018/7/17 12:51 FISCO
*12:51JST 後場に注目すべき3つのポイント~出遅れセクターにも物色広がるが外需に一抹の不安 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続伸、出遅れセクターにも物色広がるが外需に一抹の不安 ・ドル・円は伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で ・値上がり寄与トップはKDDI<9433>、同2位はコナミHD<9766> ■日経平均は3日続伸、出遅れセクターにも物色広がるが外需に一抹の不安 日経平均は3日続伸。127.11円高の22724.46円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えている。 16日の米国市場でNYダウは44ドル高と3日続伸した。決算が好感された銀行株や航空機のボーイングなどが買われた。反面、原油先物相場の下落が重しとなったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶりに反落するなど高安まちまちだった。連休明けとなる東京市場では日経平均が8円高と小動きでスタートしたが、円相場が朝方からやや弱含みとなっていたことが支援材料となり、寄り付き後は上げ幅を3ケタに広げ堅調に推移した。金融株や自動車株といった出遅れ感の強いセクターに資金が向かった。 個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで12日続伸したほか、トヨタ自<7203>、東海カーボ<5301>、武田薬<4502>などがしっかり。レーティング引き上げ観測の任天堂<7974>は買いが先行した。中小型株では前週末にストップ高を付けたGunosy<6047>が商いを伴って大幅続伸。また、中期経営計画が評価されたタマホーム<1419>や好決算のパソナ<2168>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、安川電<6506>が5%超安と大幅続落し、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、SMC<6273>といった設備投資関連株も下げが目立つ。ジャスダック市場のハーモニック<6324>が受注減速を受けてストップ安を付け、関連銘柄にも売りが波及したようだ。ファーストリテ<9983>は小安い。セクターでは、ゴム製品、パルプ・紙、食料品などが上昇率上位で、その他も全般堅調。鉱業や石油・石炭製品など5業種が下落した。 日経平均は前週末に節目として意識される25日移動平均線を大きく上抜け、短期的には直近の戻り高値水準である23000円回復に期待する向きが多いようだ。前週は株価指数先物の買い戻し、指数寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテの株価上昇が相場全体をけん引する格好だったが、これまで出遅れ感の強かった金融株や自動車株にも物色の裾野が広がりつつある。本日は引き続き軟調な展開となっている新興市場の中小型株なども、決算発表シーズンを前に出遅れ感を手掛かりとした幕間つなぎ的な物色が向かう可能性があるだろう。 ただ、安川電など設備投資関連株の株価急落は海外景気の先行きへの不安を映す。これから本格化する4-6月期決算発表とともに、外需セクターでは米中貿易摩擦の影響なども徐々に明らかとなるだろう。決算発表を挟みセクター間の優勝劣敗がより明確となる展開も想定しておきたい。 ■ドル・円は伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で 17日午前の東京市場で、ドル・円は伸び悩み。連休明けで実需のドル買いが先行したが、日本株の上げ幅縮小で円売りが後退するとドルは失速した。 ドル・円は、朝方から実需が連休明けのドル買いを進め、一時112円50銭台まで強含んだ。また、日経平均株価の堅調地合いでリスク選好的な円売りも観測され、ドルは上方向を目指す値動きが続いた。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、日本株高継続への思惑で円売りに振れやすい。ただ、実需のドル買いは一服。また、上海総合指数など中国株が軟調で、円売りは小幅にとどまりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円24銭から112円57銭、ユーロ・円は131円46銭から131円76銭、ユーロ・ドルは1.1702ドルから1.1717ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・古野電気<6814>、岡山製紙<3892>、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはKDDI<9433>、同2位はコナミHD<9766> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・豪準備銀定例会合・議事要旨(7月3日開催分) 「豪ドルは下落したが、依然として過去2年間のレンジ」 「短期的に金融政策を調整する強い証拠はない」 「経済が予想通り改善すれば、次の行動は利上げ」 「しばらく金利を据え置くことが適切」 【経済指標】 ・NZ・4-6月期消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.6%、1-3月期:+1.1%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 18件
1419 東証プライム
3,975
10/2 15:00
-55(-1.36%)
時価総額 117,088百万円
注文住宅の建築請負が主力。木造ローコスト住宅に強み。リフォームや戸建分譲、マンション販売、オフィス区分所有権販売、エネルギー事業等も。注文住宅のシェア拡大が成長戦略の軸。既存営業エリアの深耕を図る。 記:2024/08/09
2168 東証プライム
2,126
10/2 15:00
-63(-2.88%)
時価総額 88,633百万円
人材派遣・紹介や再就職支援などを行う人材サービス大手。BPOサービスでは、自社開発のデジタル技術を活用したサービスも提供する。人材派遣伸び悩みもBPO堅調。福利厚生子会社を売却し事業再構築を図る。 記:2024/05/12
3892 東証スタンダード
1,365
10/2 13:08
-2(-0.15%)
時価総額 7,508百万円
王子HD系の製紙会社。岡山地盤。1907年設立。段ボール製造用中芯原紙や巻き芯用紙管原紙が主力。美粧段ボールに強み。板紙事業では段ボール古紙の再生から製品化まで行う。美粧段ボール事業は青果物向けが順調。 記:2024/05/16
4502 東証プライム
4,146
10/2 15:00
-2(-0.05%)
時価総額 6,560,112百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5301 東証プライム
916.7
10/2 15:00
-7(-0.76%)
時価総額 206,205百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6047 東証プライム
787
10/2 15:00
-3(-0.38%)
時価総額 19,075百万円
情報キュレーションサービス「グノシー」、KDDIとの協業アプリ「ニュースパス」等の運営を行う。業務支援特化・生成AIサービス「ウデキキ」等も。ゲームエイト事業では国内メディアソリューション事業が好調。 記:2024/05/17
6273 東証プライム
63,730
10/2 15:00
-880(-1.36%)
時価総額 4,293,426百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
3,550
10/2 15:00
-10(-0.28%)
時価総額 341,918百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6506 東証プライム
4,978
10/2 15:00
-20(-0.4%)
時価総額 1,327,583百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6814 東証プライム
1,640
10/2 15:00
-37(-2.21%)
時価総額 52,308百万円
船舶用電子機器の総合メーカー。魚群探知機、船舶用レーダー、統合航海システム等で高シェア。ETC車載器、GPS受信機、気象観測システム等も。舶用事業では製品ラインナップの強化で新興国漁業市場の開拓図る。 記:2024/05/08
6861 東証プライム
68,140
10/2 15:00
-1,260(-1.82%)
時価総額 16,572,193百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,117
10/2 15:00
-69(-1.65%)
時価総額 4,156,305百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,569.5
10/2 15:00
-26.5(-1.02%)
時価総額 41,921,359百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,672
10/2 15:00
-24(-0.31%)
時価総額 9,963,550百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9433 東証プライム
4,609
10/2 15:00
-70(-1.5%)
時価総額 10,619,966百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
14,145
10/2 15:00
-400(-2.75%)
時価総額 2,029,808百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
46,780
10/2 15:00
-1,930(-3.96%)
時価総額 14,886,378百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,476
10/2 15:00
-206(-2.37%)
時価総額 14,603,758百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17