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後場に注目すべき3つのポイント~円安やファーストリテ急伸で一時22500円台回復だが

2018/7/13 12:48 FISCO
*12:48JST 後場に注目すべき3つのポイント~円安やファーストリテ急伸で一時22500円台回復だが 13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続伸、円安やファーストリテ急伸で一時22500円台回復だが ・ドル・円は伸び悩み、中国株安で円売りは限定的 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は大幅続伸、円安やファーストリテ急伸で一時22500円台回復だが 日経平均は大幅続伸。295.17円高の22483.13円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。 12日の米国市場でNYダウは反発し、224ドル高となった。ナスダック総合指数はおよそ3週間ぶりに過去最高値を更新した。トランプ政権による中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)への制裁解除を受けて米中貿易摩擦への警戒感が後退したほか、4-6月期の企業決算に対する期待も相場を押し上げた。円相場は米6月消費者物価指数の上昇などから1ドル=112円台後半に下落しており、本日の日経平均は米株高や円安を好感して209円高からスタートした。指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>が好決算を受けて株価急伸したほか、ソフトバンクG<9984>も連日で買い優勢となり、前場の日経平均は22530.19円(342.23円高)まで上昇する場面があった。 個別では、ファーストリテが6%高で前場を折り返した。第3四半期決算が市場予想を上回った。東海カーボ<5301>も6%近い上昇。ソフトバンクGは11日続伸となっており、取引時間中の年初来高値を更新した。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソニー<6758>、エーザイ<4523>、ファナック<6954>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小高い。また、Gunosy<6047>がストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなっている。一方、安川電<6506>が朝高後に値を崩し4%安。足元の受注減速がネガティブ視されているようだ。KDDI<9433>や出光興産<5019>もさえない。セクターでは、サービス業、繊維製品、精密機器などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは石油・石炭製品など3業種のみだった。 為替の円安進行が追い風となったほか、ファーストリテが1銘柄で110円近い押し上げ要因となったこともあり、前場の日経平均は一時300円を超える上昇を見せた。上値抵抗として意識されていた25日移動平均線を上回り、一段の戻りへ期待が高まりそうな局面ではある。ただ、朝方の買いが一巡した後の日経平均は22500円手前でこう着感の強い展開となっている。アジア市場で中国・上海総合指数が反落し、足元では円安進行も一服しているとあって、上値を追う手掛かり材料には乏しい。週明け16日は海の日で休場となるため、連休を前にポジションを一方向に傾けづらい面もあるだろう。 ファーストリテの株価急伸で内需・ディフェンシブ系の好業績株は改めて買いを集めやすいところだ。しかし、安川電の決算評価から設備投資関連を中心とした外需関連株の先行きには慎重な見方が出てくる可能性がある。米中を中心に対立が続く通商問題の動向や、減速が懸念される中国景気の動向などを冷静に見極めたい。 ■ドル・円は伸び悩み、中国株安で円売りは限定的 13日午前の東京市場で、ドル・円は伸び悩み。日本株は堅調地合いとなったが中国株は軟調でリスク回避的な円売りは小幅にとどまり、ドルの上昇は抑えられた。 前日の米株高を背景に日経平均株価は前日比約300円高の堅調地合いとなり、円売りを誘発。ただ、上海総合指数はマイナス圏での推移で円売りは縮小した。また、東京市場が明日から3連休となるため、調整の売りも観測される。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、目先の日本株高継続への思惑から、円売りに振れやすい地合いに変わりはない。一方で、欧米株式先物はプラス圏で推移し、今晩の欧米株高を意識したドル買いが期待される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円49銭から112円77銭、ユーロ・円は131円24銭から131円51銭、ユーロ・ドルは1.1655ドルから1.1672ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・CSP<9740>、Gunosy<6047>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ムニューシン米財務長官 「中国との協議に加わる計画」 「北朝鮮関連の制裁を緩める計画はない」 ・パウエルFRB議長 「米国経済は良好」 「インフレ目標、完全に達成したわけではない」 ・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁 「インフレは我々の目標である2%に向けて上昇している」 「サービスインフレの上昇を監視」 ・欧州委員会 「2018年のユーロ圏の成長率予想を2.1%に引き下げ(5月時点2.3%)」 「ドイツは2018年を2.3%から1.9%へ、2019年を2.1%から1.9%へ引き下げ」 「米国との貿易摩擦と原油価格の上昇が背景」 ・国際エネルギー機関(IEA) 「世界の余剰生産能力が限界に達した可能性」 「価格を支援し、需要の伸びを圧迫へ」 ・メスター米クリーブランド連銀総裁(WSJ) 「米国経済は年内2回の利上げ可能」 【経済指標】 米・6月消費者物価指数:前年比+2.9% (予想:+2.9%、5月:+2.8%) 米・6月消費者物価コア指数:前年比+2.3% (予想:+2.3%、5月:+2.2%) 米・6月消費者物価指数:前月比+0.1% (予想:+0.2%、5月:+0.2%) 米・6月消費者物価コア指数:前月比+0.2% (予想:+0.2%、5月:+0.2%) 米・先週分新規失業保険申請件数:21.4万件 (予想:22.5万件、前回:23.2万件←23.1万件) 米・失業保険継続受給者数:173.9万人 (予想:173.0万人、前回:174.2万人←173.9万人) 米・6月財政収支:−749億ドル (予想:-800億ドル、17年6月:-902.33億ドル) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 5月鉱工業生産確報値(速報値:前月比-0.2%) <海外> ・時間未定 中・6月輸出(前年比予想:+9.5%、5月:+12.6%) ・時間未定 中・6月輸入(前年比予想:+21.3%、5月:+26.0%) ・米英首脳会談 《HH》
関連銘柄 13件
4523 東証プライム
5,497
10/4 15:00
-49(-0.88%)
時価総額 1,630,229百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
5019 東証プライム
1,092
10/4 15:00
+27(2.54%)
時価総額 1,626,342百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5301 東証プライム
908.4
10/4 15:00
-4.2(-0.46%)
時価総額 204,338百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6047 東証プライム
803
10/4 15:00
+9(1.13%)
時価総額 19,463百万円
情報キュレーションサービス「グノシー」、KDDIとの協業アプリ「ニュースパス」等の運営を行う。業務支援特化・生成AIサービス「ウデキキ」等も。ゲームエイト事業では国内メディアソリューション事業が好調。 記:2024/05/17
6506 東証プライム
5,023
10/4 15:00
+21(0.42%)
時価総額 1,339,584百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(-0.47%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,154
10/4 15:00
-3(-0.07%)
時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(-0.6%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,743
10/4 15:00
-22(-0.28%)
時価総額 10,055,757百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9433 東証プライム
4,687
10/4 15:00
+37(0.8%)
時価総額 10,799,692百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9740 東証プライム
2,841
10/4 15:00
-6(-0.21%)
時価総額 42,095百万円
警備大手。常駐警備、機械警備を中心としたセキュリティサービスを展開。防犯カメラの販売、ビル管理等も。JR東日本の持分法適用関連会社。大規模開発事業への次世代セキュリティサービスの提供等に取り組む。 記:2024/06/03
9983 東証プライム
49,210
10/4 15:00
+720(1.48%)
時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(-1.37%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17