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投資家気分:上昇する株を選ぶにはここ注目!【FISCOソーシャルレポーター】

2018/7/11 11:38 FISCO
*11:38JST 投資家気分:上昇する株を選ぶにはここ注目!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「投資家気分」氏(ブログ「世界で一番孤独なInvestor」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年7月1日11時に執筆 ■株価が上がる銘柄とは? 株式投資は美人投票と表現されることもあります。 多くの人が値上がりすると思う銘柄を選ぶことが、株式投資で儲ける方法であるということですね。 実際にテーマ性の強い株や話題の株は急ピッチで株価を上げることがあります。 これを先読みして大きな利益を得ることは投資妙味かもしれません。 上記のような考え方はもちろん重要ですが、逆に話題性だけを投資判断にするのでは安定した投資活動が出来ないことも多いでしょう。ではどのような点にも注目した方が良いのでしょうか。 ■価値を高める企業が評価される 株価は企業価値を反映すると考えます。 なので、必然的に企業価値を高めれば株価も値上がりすると考えます。 企業価値とは、企業の持つ財産価値と事業価値が合わさったものだと言えます。 (※フィスコ追記:企業価値の算出方法、アプローチはさまざまです) このどちらも大事ではありますが、今回の記事では事業価値の中の一部に注目したいと考えます。 それは「利益」です。 ■EPSとは? PERとかPBRなどの指標はよく目にするかと思いますが、英字を見ると急に記号的に感じてしまいます。 こういった指標は投資をする上でよく聞くものです。 今回取り上げるEPSもその一つ。 おそらく名前を聞いたことがある投資家は多いと思います。 「EPS1600円」と、無機質に記号的な表記をされるとその重要性が理解し難いですが、例えばある企業が「大幅な増益を達成」と聞くと興奮しませんか? 反対に、企業決算の発表で「下方修正により減益」と聞くとテンションが下がります。 そして、そのテンションと同様に株価も下がることが多いです。 ■改めて、EPSとは何か?。 Earnings Per Shareの略で、「一株あたりの当期純利益」のことです。 つまり、企業の利益を発行株数で割っている数値です。 「大幅な増益を達成」となれば、このEPSの数値も上昇します。 株価はPER×EPSで成り立っているという見方があります。 EPSの上昇は株価に直接影響があります。 EPS(利益)を伸ばし続ける企業の株価が上昇しやすいことは皆様もご存知だと思います。 ■増益の発表でも株価下落? 投資家の方がよく陥るトラップがあります。 「大幅な増益を達成」と素敵な発表があれば、株価が上がるものだと思いきや、実際は下がるものもあります。 「事前の期待が高かったため」と理由付けされることが多いです。 では、このトラップを避けるためには何に注意する必要があるのでしょうか。 企業の稼ぐ利益、又、稼ぐと予想された利益が過大評価されていた可能性があります。 企業の利益があがらない、つまりEPSも変わらない状態で株価だけが上がるのであればそれは期待(PER)が先行し過ぎている可能性も考えなければなりません。 企業は事前の見通しよりも稼ぐことが出来たので上方修正をしましたが、株価が下落してしまった場合、仮にすでに上記のような状態であったのであれば株価の伸びしろは残されていなかった(材料出尽くし)と見ることができるのかもしれませんね。 ■最後に少し個別銘柄の話 最後に気になった銘柄を分析する時の話をします。 フィスコwebなどで予想EPSが載っています。 気になる銘柄のEPSと自分が適正と考えるPERを掛け合わせて株価を予想することもできるでしょう。 適正と考えるPERとは、例えば、その銘柄の類似企業のPERを用いても良いですし、業界平均をとってきても良いかもしれません。私は最近では増益率から適正PERを予想しています。 やり方は人それぞれです。 EPSも企業が発表した今期末の利益の着地をベースに「予想EPS」を算出しています。 もし進捗状況などを頼りに「増益かもな」と推理するのであれば、「オリジナル予想EPS」が算出できると思います。 そのEPSと先ほどのPERを掛け合わせれば予想株価を出せますね。 これらの精度は企業分析の精度にかかっているでしょうから一朝一夕ではドンピシャを狙えません。 ただ、腕を磨けばニアピンを狙うことが出来るかもしれません。 長くなってきたので、とりあえずEPSの話はここで終わりにします。 ご覧頂きありがとうございました。 ---- 執筆者名:投資家気分 ブログ名:世界で一番孤独なInvestor 《HT》