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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、111円台定着見極め

2018/7/10 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、111円台定着見極め 10日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開を予想する。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる政治情勢の混乱でユーロやポンドは対ドルで売られやすく、ドルの押し上げ要因となる見通し。また、米中貿易戦争への過度な警戒は後退し、円売りも見込まれる。 英国のメイ政権でソフト路線に反対してきたデービスEU離脱担当相とジョンソン外相が相次いで閣僚を辞任し、EUと英国の双方の経済に混乱を及ぼす懸念が強まっている。特にポンドに関しては、6月20-21日に開催された英中銀金融政策委員会(MPC)で利上げ派が増え、早ければ8月2日の会合での追加利上げ観測により、足元ではポンドの回復基調が続いていた。しかし、こうした政治情勢の不透明感で、目先ユーロとポンドは対ドルで売られやすくなり、ドルの押し上げにつながりそうだ。 一方、米トランプ政権は前週末、中国の知的財産権侵害の制裁措置を発動したが、その後両国は状況を静観しており、現時点で報復の連鎖は回避されている。市場では米中貿易戦争に対する過度な懸念は後退しており、世界の主要株価指数の堅調地合いを背景にリスク選好的な円売りが観測される。ただ、通商問題への懸念は完全に払しょくされておらず、一段のドル買い・円売りは慎重となろう。また、今週発表される米国の生産者物価指数や消費者物価指数を見極めたいとのムードもある。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・5月貿易収支(予想:-120.00億ポンド、4月:-140.35億ポンド) ・17:30 英・5月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、4月:-0.8%) ・18:00 独・7月ZEW景気期待指数(予想:-18.9、6月:-16.1) ・23:00 米・5月JOLT求人件数(予想:662.0万件、4月:669.8万件) ・02:00 米財務省3年債入札(330億ドル) 《FA》