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反発も貿易摩擦がさらに強まることは必至【クロージング】

2018/7/6 15:50 FISCO
*15:50JST 反発も貿易摩擦がさらに強まることは必至【クロージング】 6日の日経平均は大幅反発。241.15円高の21788.14円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。5日の米国市場は欧米間の自動車・自動車部品への関税を巡る貿易摩擦への懸念が後退し、買い戻しが先行。また、半導体のマイクロン・テクノロジーは、中国の裁判所による販売禁止処分による売上高の影響が軽微として業績見通しを据え置き堅調推移となり、同業のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズも連れ高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円高の21680円となり、朝方は米株高を受けた買いが先行した。その後、米国が課税する現地の6日午前0時1分(日本時間同午後1時1分)に発動。中国の動きを見極めたいムードもあったが、一先ず米国による関税発動を受けて、これまでの売り仕掛け的な動きに対するショートカバーにつながったようである。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは医薬品、電気機器、卸売、ガラス土石、海運、ゴム製品、金属製品が上昇。一方で、石油石炭、保険、空運、鉱業が小安い。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、TDK<6762>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>がけん引している。 米国は予定通り、340億ドル(約3.76兆円)相当の中国製品を対象とする関税を現地の6日午前0時1分に発動した。中国は米国側の追加関税措置が発効後ただちに実施するとの声明を発表しており、米中が制裁措置を応酬することで、貿易摩擦がさらに強まることは必至となる。本日は短期筋のショートカバーとみられる動きによって反発となったが、出来高は13億株台にとどまっている。日経平均はようやく5日線を回復した程度であり、25日線との乖離は大きい。一目均衡表では雲下限での攻防にとどまっており、先行き不透明感が根強いだろう。 《AK》
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国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
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6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
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9984 東証プライム
8,745
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+184(2.15%)
時価総額 15,067,233百万円
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