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後場に注目すべき3つのポイント~米中対立への懸念で半導体株など安い

2018/7/4 12:36 FISCO
*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中対立への懸念で半導体株など安い 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続落、米中対立への懸念で半導体株など安い ・ドル・円は下げ渋り、売り一服後はやや値を戻す展開 ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日続落、米中対立への懸念で半導体株など安い 日経平均は3日続落。161.60円安の21623.94円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。 3日の米国株式市場は独立記念日の前日で短縮取引だったが、NYダウは132ドル安となった。中国の裁判所が米半導体マイクロン・テクノロジーの販売差し止めの仮命令を出したとの報道を受けて、貿易摩擦深刻化への警戒感が高まった。フェイスブックも情報流出問題への懸念が再燃し、ハイテク株が下げを主導した。本日の日経平均はこうした流れを受けて106円安からスタートすると、マイナス圏でもみ合う場面が続いた。注目される中国・上海総合指数は取引開始直後に一時プラスへ転じ、日経平均もこれにつれてやや下げ幅を縮めたが、その後ともに弱含みとなった。 個別では、米半導体株安を受けて東エレク<8035>が5%安となったほか、6月既存店売上高が2カ月連続の前年割れだったファーストリテ<9983>も軟調となり、2銘柄で日経平均を約61円押し下げた。村田製<6981>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>、SMC<6273>といった半導体や設備投資関連のハイテク株は総じて下げが目立った。その他売買代金上位では、任天堂<7974>、東海カーボ<5301>、ソニー<6758>などが軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。一方、資生堂<4911>、JXTG<5020>、花王<4452>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>は小幅に上昇した。セクターでは、電気機器、機械、その他製品などが下落率上位。半面、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが上昇率上位となった。NY原油先物相場の上昇が好感された関連セクターや、内需・ディフェンシブセクターに資金が向かった。 日経平均は前日安値(21574.56円)が目先の下値メドとして意識され、上海総合指数が前日終値を挟んで比較的落ち着いた推移となっていることもあって、後場には下げ渋る場面も出てくるだろう。輸出関連株は手掛けづらいが、月次売上高推移などを手掛かりにABCマート<2670>や良品計画<7453>といった小売株の一角に買いが向かっている。なお、本日はこれら2社やイオン<8267>などの決算発表が予定されている。 とはいえ、米中貿易摩擦の影響が懸念される半導体株や設備投資関連株では東エレク、SMCなど年初来安値を更新する銘柄が相次いでおり、投資家心理や需給状況の悪化に拍車がかかる可能性もあるだろう。直近の22000円割れで下値不安が台頭していることもあり、日経平均は上値の重い展開が続きそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、売り一服後はやや値を戻す展開 4日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。日本株安を背景に円買いに振れたが、ドルは下げ一服後にやや値を戻す展開となった。 ドル・円は、朝方は110円半ばでもみあっていたが、日経平均株価の弱含みを受け円買い方向に振れ、ドルは一時110円20銭台まで値を下げた。上海総合指数の軟調地合いも円買いを支援した。 ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、目先の日本株反転への期待から円買いは後退しつつある。また、前日同様、上海総合指数がプラス圏に切り返す展開となればドルの買戻しが見込まれる。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円28銭から110円61銭、ユーロ・円は128円70銭から128円96銭、ユーロ・ドルは1.1655ドルから1.1679ドルで推移。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・愛光電気<9909>、ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 ・藩功勝中国人民銀副総裁 「人民元建てパンダ債の発行ルールを明確化するための指針を発表する予定」 ・原田日銀審議委員 「金利引き上げなら債券価格と株価の下落、円高で企業の経営が悪化し、信用コストの増大で金融機関は大きな打撃」 ・豪・5月貿易収支:+8.27億豪ドル(予想:+12.00億豪ドル、4月:+9.77億豪ドル) ・豪・5月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.3%、4月:+0.5%←+0.4%) ・中・6月財新サービス業PMI:53.9(予想:52.7、5月:52.9) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 原田日銀審議委員会見 <海外> ・米国休場(独立記念日) 《HH》
関連銘柄 19件
2670 東証プライム
3,091
10/9 15:00
+39(1.28%)
時価総額 765,390百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1480店舗超。複合業態店舗の出店拡大を積極的に進める。 記:2024/05/06
3436 東証プライム
1,588
10/9 15:00
-15.5(-0.97%)
時価総額 556,078百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4452 東証プライム
7,051
10/9 15:00
+96(1.38%)
時価総額 3,349,225百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4911 東証プライム
3,728
10/9 15:00
+124(3.44%)
時価総額 1,491,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5020 東証プライム
845
10/9 15:00
+7.4(0.88%)
時価総額 2,729,589百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5301 東証プライム
885.4
10/9 15:00
-19.2(-2.12%)
時価総額 199,165百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6273 東証プライム
65,740
10/9 15:00
+970(1.5%)
時価総額 4,428,838百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6758 東証プライム
2,820
10/9 15:00
+9.5(0.34%)
時価総額 17,605,536百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
69,080
10/9 15:00
+1,450(2.14%)
時価総額 16,800,809百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,869.5
10/9 15:00
+77(2.76%)
時価総額 5,817,748百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,563.5
10/9 15:00
-4.5(-0.18%)
時価総額 41,823,469百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7453 東証プライム
2,754.5
10/9 15:00
+13.5(0.49%)
時価総額 773,409百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1240店舗超。国内では生活雑貨中心に新商品を投入。 記:2024/05/17
7974 東証プライム
7,877
10/9 15:00
-161(-2%)
時価総額 10,229,781百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(1.22%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8267 東証プライム
3,878
10/9 15:00
-16(-0.41%)
時価総額 3,381,325百万円
流通大手。総合スーパーを軸に食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを展開。アセアンなどアジアでも事業展開。連結配当性向は30%目標。ヘルス&ウエルネスの進化、アジアシフトの加速等に取り組む。 記:2024/05/06
2,800
10/9 0:00
-2,800(-100%)
時価総額 7,148百万円
画像診断装置や内視鏡システム、手術機器等の販売を行う山下医科器械が中核の持株会社。医療機器製造・販売業、医療モール事業も手掛ける。診療材料等の医療機器消耗品は売上回復。新鳥栖TMSセンターを開設予定。 記:2024/05/16
9909 JQスタンダード
2,341
12/2 15:00
+1(0.04%)
時価総額 2,065百万円
電気機器や電設資材の卸売を展開。照明器具や家電、住設、電線・電線管など取り扱いアイテム10万以上。増収効果で売上総利益は増加。販管費減少。22.3期2Qは増収増益。MBO成立で同社株は上場廃止予定。 記:2021/11/05
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(1.14%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(1.34%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17