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後場に注目すべき3つのポイント~中国懸念などに振らされる場面を警戒

2018/7/3 12:41 FISCO
*12:41JST 後場に注目すべき3つのポイント~中国懸念などに振らされる場面を警戒 3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続落、中国懸念などに振らされる場面を警戒 ・ドル・円は下げ渋り、反落後はやや値を戻す展開 ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は小幅続落、中国懸念などに振らされる場面を警戒 日経平均は小幅続落。6.20円安の21805.73円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えている。 2日の米国市場でNYダウは3日続伸し、35ドル高となった。トランプ大統領の発言を受けて通商問題に対する過度な警戒感が和らいだほか、6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を上回ったことなども好感された。朝方は円相場も落ち着きを見せており、本日の日経平均は自律反発に期待した買いが先行して77円高からスタートした。寄り付き後は円相場の下落とともに上げ幅を3ケタに広げる場面があったももの、通商問題を巡る先行き不透明感や中国の景気減速への警戒感などが重しとなり、度々マイナスに転じるなど方向感に乏しい展開となった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の6割近くとなった。 個別では、三菱UFJ<8306>、東エレク<8035>、キヤノン<7751>、KDDI<9433>、ファナック<6954>などがさえない。キヤノンは目標株価引き下げの動きが観測されている。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、東海カーボ<5301>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小高い。ファンケル<4921>、ミネベア<6479>などではレーティング動向を手掛かりとした物色が見られる。また、ミサワ<3169>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、非鉄金属、海運業、精密機器などが下落率上位。半面、石油・石炭製品、空運業、鉱業などが上昇率上位となった。 米国株式市場は3日が短縮取引、4日が休場(独立記念日のため)となるため、海外投資家の取引参加が減少して商いも低調となりそうだ。ただ、日経平均はアジア株や米株価指数先物の動向を受けて、薄商いのなか下に振らされる場面が出てくる可能性がある。アジア市場では中国・上海総合指数が続落している。非鉄金属や海運といった景気敏感株の軟調推移は、米国と中国などの国々の通商問題を巡る対立の影響や、中国景気減速に対する警戒感の根強さを窺わせる。日経平均は前日に節目の22000円を割り込み、下値不安も台頭しつつある。 全般に買い手掛かりの乏しいなか、レーティング引き上げ等で安心感のある銘柄への個別物色が中心となりそうだ。また、新興市場ではマザーズ指数が取引時間中の年初来安値を更新しているが、前日に続きZUU<4387>など直近IPO銘柄の一角が買いを集めている。中小型株でも需給面で銘柄選別色が強まっているものと考えられる。 ■ドル・円は下げ渋り、反落後はやや値を戻す展開 3日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。111円台から反落後は中国株や日本株を手がかりにやや値を戻す展開となった。 ドル・円は、朝方は日経平均株価の上昇を背景に前日高値を上回る111円13銭まで一時強含んだ。その後、上海総合指数の軟調地合いに日本株が呼応して下げに転じると、円買いでドルは110円76銭まで下落。 ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、目先の日本株再浮上への期待から円買いは後退しつつある。ただ、上海総合指数は引き続き軟調地合いのため、午後以降の取引も警戒は続きそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円76銭から111円14銭、ユーロ・円は128円73銭から129円27銭、ユーロ・ドルは1.1620から1.1644ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・愛光電気<9909>、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 ・米ホワイトハウス 「ポンペオ国務長官が北朝鮮の非核化について金正恩朝鮮労働党委員長と協議するため、5日に米国を出発」 ・日・6月マネタリーベース:前月比+7.4%(5月: +8.1%) ・豪・5月住宅建設許可件数:前月比-3.2%(予想:0.0%、4月:+5.6%←-5.0%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 特になし <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想) 《HH》
関連銘柄 15件
3169 東証スタンダード
661
10/9 14:59
-2(-0.3%)
時価総額 4,701百万円
オリジナルの家具やラグ、カーテン、雑貨等を扱うライフスタイルショップ「unico」を展開。food事業等も。自社で商品を企画・開発し、生産は外部に委託。法人販売等を強化。27.1期売上高152億円目標。 記:2024/05/08
4387 東証グロース
738
10/9 13:01
+1(0.14%)
時価総額 3,506百万円
経済・金融情報サイト「ZUU online」の運営を行う。クラウドファンディング等のフィンテック・トランザクション事業も展開。コンサルティング事業は構造改革中。金融商品仲介業、保険代理業は順調に伸びる。 記:2024/06/24
4921 東証プライム
2,798.5
10/9 15:00
+8(0.29%)
時価総額 364,793百万円
ファンケル化粧品、アテニア化粧品が柱の化粧品メーカー。サプリメントなど栄養補助食品関連事業等も手掛ける。機能性表示食品市場でトップクラスのシェア。ファンケルメンバーズアプリの登録者数は100万人超。 記:2024/05/02
5301 東証プライム
885.4
10/9 15:00
-19.2(-2.12%)
時価総額 199,165百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
508
10/9 14:35
+1(0.2%)
時価総額 1,527百万円
建築家ネットワークビジネスを手掛ける住まい関連事業が主力。登録建築家は2900名超。家具・インテリア関連商品の販売等を行う暮らし関連事業も。ネットワーク事業はスタジオ加盟数の増加を重要課題として位置付け。 記:2024/08/06
6479 東証プライム
2,910.5
10/9 15:00
-15(-0.51%)
時価総額 1,243,019百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6954 東証プライム
4,120
10/9 15:00
+1(0.02%)
時価総額 4,159,334百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,563.5
10/9 15:00
-4.5(-0.18%)
時価総額 41,823,469百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,060
10/9 15:00
+88(1.77%)
時価総額 6,748,841百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
7,877
10/9 15:00
-161(-2%)
時価総額 10,229,781百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(1.22%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,501.5
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-2.5(-0.17%)
時価総額 19,942,915百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9433 東証プライム
4,781
10/9 15:00
+96(2.05%)
時価総額 11,016,285百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9909 JQスタンダード
2,341
12/2 15:00
+1(0.04%)
時価総額 2,065百万円
電気機器や電設資材の卸売を展開。照明器具や家電、住設、電線・電線管など取り扱いアイテム10万以上。増収効果で売上総利益は増加。販管費減少。22.3期2Qは増収増益。MBO成立で同社株は上場廃止予定。 記:2021/11/05
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(1.34%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17