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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、不安定な米国株に警戒

2018/4/4 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、不安定な米国株に警戒 4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米経済指標がほぼ予想通りの内容となれば、ドルの買い戻しが継続する見通し。ただ、米中貿易摩擦への懸念再燃や足元の不安定な米国株への警戒から、ドル買いは小幅にとどまりそうだ。 ドル・円は前日の取引で105円後半での下値の堅さが確認され、106円台を回復。NY市場では米国株の大幅反発を手がかりにドル買いに振れ、本日のアジア市場でも106円半ばを中心に小じっかりの値動きとなっている。今晩は、米経済指標のうち特に3月ADP雇用統計や3月ISM非製造業総合景況指数の発表に関心が集まる。6日の3月雇用統計が注目されるなか、ADP統計が予想以上となれば、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速への思惑が広がり、米株高・長期金利上昇がドル買いを誘発するだろう。ドル・円は3月26日以来の107円台回復を目指す値動きとなりそうだ。 ただ、107円台の定着は見込みづらい。引き続き米中貿易摩擦の影響への懸念が強く、株価も不安定な値動きが続いているためだ。NYダウは前日、300ドル超高の堅調地合いとなったが、本日午後時点のNYダウ先物は軟調であり、今晩は売り先行の展開が予想される。動画サイト「ユーチューブ」の本社銃撃事件も、株買いをちゅうちょさせる要因。また、6日に予定されるパウエルFRB議長による講演(経済見通し)を見極めたいとのムードも強い。一方、米経済指標に先立ち発表されるユーロ圏の3月消費者物価指数(CPI)速報値は伸び拡大、2月失業率は低下が予想され、ユーロ買い・ドル売りになって、ドル・円をある程度下押しする可能性もある。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・3月建設業PMI(予想:51.0、2月:51.4) ・18:00 ユーロ圏・3月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.4%、2月:+1.2%) ・18:00 ユーロ圏・2月失業率(予想:8.5%、1月:8.6%) ・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+4.8%) ・21:15 米・3月ADP雇用統計(予想:+21.0万人、2月:+23.5万人) ・22:45 米・3月サービス業PMI改定値(予想:54.2、速報値:54.1) ・22:45 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(経済と金融政策) ・23:00 米・3月ISM非製造業総合景況指数(予想:59.0、2月:59.5) ・23:00 米・2月製造業受注(前月比予想:+1.7%、1月:-1.4%) ・23:00 米・2月耐久財受注改定値(速報値:前月比+3.1%) ・24:00 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(経済の多様性) 《FA》