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米国株見通し:ポジション圧縮の動き連鎖への警戒も

2018/2/6 19:09 FISCO
*19:09JST 米国株見通し:ポジション圧縮の動き連鎖への警戒も S&P500先物 2692.25(+18.75) (18:55現在) ナスダック100先物 6491.50(+62.25) (18:55現在) 18:55時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは20ドル高程度で推移。欧州市場は全般下落してして推移している。原油相場は小幅に下落して推移。この流れを受けて、6日の米株式市場はやや自律反発が意識されそうだ。 5日の米株式市場ではNYダウが過去最大の下げ幅を記録した。先週の雇用統計をきっかけとした米長期金利の上昇に対する警戒感が広がり、ポジション圧縮の流れが強まったようだ。これによりNYダウは一気に75日線を割り込んだほか、13週線を下回っている。ボリンジャーバンドでは-2σを下回っており、過熱が冷まさされたほか、いったんは自律反発が試される水準まで下げたことになる。 しかし、この急落で一気に過熱感が後退するとはいえ、調整のスピードが速すぎるため、反対に需給悪化懸念が台頭する。システム的なトレードが中心となるなか、ポジションを圧縮する動きが連鎖することが警戒される。戻りの鈍さが意識されるようだと、200日線や26週線といった水準までの調整も警戒されるほか、8日に米暫定予算が期限切れとなるなか、政策運営リスクへの警戒も強まる可能性がある。戻りの鈍さが意識される局面においては、アルゴによって再び下げが加速するリスクもありそうだ。 《KK》