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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米株続落で円買い優勢も

2018/2/5 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米株続落で円買い優勢も 今日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想したい。前週末に発表された米国の1月雇用統計の堅調な内容が意識され、基本的にはドルの買い戻しが先行する見通し。ただ、米国株の大幅続落でリスク回避的な円買いに振れる可能性があり、ドル・円の戻りを抑えそうだ。 2日のNY市場では、米国の1月雇用統計の非農業部門雇用者数や平均賃金の予想上振れが好感され、ドル・円は109円台後半から一時110円半ばまで強含んだ。その後、米長期金利の急上昇と米株の急落でドル・円は失速。週明けのアジア市場でも、米株安を受けた日経平均株価の大幅安でリスク回避的な円買いが強まった。 そうしたなか、今晩の海外市場では改めて米雇用統計の内容が見直される可能性はあろう。特に非農業部門雇用者数は前月比+20万に達したほか、12月分は+14.8万人から+16万人に上方修正された。また、平均賃金は前年比+2.6%の予想を上回る+2.9%と、2016年12月以来、1年ぶりの大幅な伸びを示した。直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明ではインフレ上昇の見方が示されており、連邦準備制度理事会(FRB)の3月利上げ観測の高まりによるドル買いの継続が考えられる。 ただ、米長期金利の一段の上昇を嫌気した株安で、リスク回避ムードも広がりつつあり、目先円に買い圧力がかかりやすい状況が、ドル・円の戻りのペースを鈍化させそうだ。110円台での上げが鈍く上値の重さが意識されれば、ドル買いが後退する可能性もある。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・1月サービス業改定値(予想:57.6、速報値:57.6) ・18:30 英・1月サービス業PMI(予想:54.1、12月:54.2) ・19:00 ユーロ圏・12月小売売上高(前月比予想:-1.0%、11月:+1.5%) ・23:45 米・1月サービス業PMI改定値(速報値:53.3) ・24:00 米・1月ISM非製造業景況指数(総合)(予想:56.7、12月:56.0←55.9) 《CS》