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「先物取引」とは?初心者にもやさしい入門講座!(10)先物取引まとめ、TOCOMの取り組み(高井ひろえ)

2018/2/2 18:10 FISCO
*18:10JST 「先物取引」とは?初心者にもやさしい入門講座!(10)先物取引まとめ、TOCOMの取り組み(高井ひろえ) こんにちは!フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。ここまで、先物取引の基本について学んできましたね。第10回の本コラムで入門講座は一区切りとなります。コラムの第1~9回までのおさらいをしてまいりましょう。 〇おさらい 先物取引とは「決められた価格で、未来の決められた日時に、商品などを売買することを約束する」という取引のことでしたね。取引対象は、原油、金、プラチナ、ゴム、とうもろこし、大豆などの価格変動のある商品でした。商品を取引するからといって、必ずしも現物の受け渡しを行うわけではありませんでしたね。売りと買いの差額で決済を行います。また、現物の総額を払う必要はなく、証拠金に対して数十倍の取引をすることができました。商品価格に影響を与える需要と供給の背景については、各商品に特徴がありました。 〇先物取引はどこで行われているの? 先物取引が行われている場所のひとつが、TOCOM(トコム)こと「東京商品取引所」です。東京商品取引所は、公的な取引所として、エネルギー、貴金属などの価格変動リスクを回避するための機能を担っています。また、産業界で利用される価格指標を提供しています。取引所では、第2回のコラムで学んだ通り、数多くの取引参加者がそれぞれの異なる目的や価値観に基づいて売買をすることで公正な価格形成につながります。東京商品取引所には、先物市場を活性化させることを通して、経済の発展に寄与したいという理念があります。 〇先物をもっと身近に もっと先物取引について学んでみたいという方は、セミナーやテキストを通して勉強しながら、日常のニュースで生の先物情報に触れていくのはいかがでしょうか。 東京商品取引所では、初心者のための商品先物取引教室(CX教室)を定期的に開催しています。「商品先物の基礎」や、「注文の種類と価格決定の仕組み」を体系的に学ぶことができますよ。なお、受講料は無料となっています。 さらに学びを深めたい方は、東京商品取引所認定の「商品アナリスト」を目指してみるのはいかがでしょうか。東京商品取引所による先物取引の検定試験、「専門性向上試験」に合格すれば、認定証を受け取ることができます。検定試験のためのテキストは、東京商品取引所の公式サイトにてダウンロードすることができますので、ぜひ活用してみてください。 また、「TOCOMスクエア」に行ってみるのも面白いと思います。こちらは、商品先物取引の普及啓発を目的とした、まさに「投資家憩いの場」なんです。ラジオNIKKEIとコラボレーションした公開放送や有名講師によるセミナーのほか、投資関連書籍を閲覧できるコーナーを設置するなど投資家にとって魅力いっぱいの情報発信基地です。最寄り駅は三越前駅や小伝馬町駅で、私もよく利用させていただいています。 セミナーや検定の詳細は、東京商品取引所の公式サイト上部の目次のうち、「取引ガイド」を選び、「学習」という項目からご覧ください。TOCOMスクエアについては、サイトトップに記載がありますよ。また、twitterアカウント「TOCOMスクエア公式アカウント」でも情報を発信していますので、ご覧になってくださいね。 ぜひこれらの学習のチャンスを活用して、これからも楽しみながら先物取引を学んでまいりましょう。 フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ 《HT》