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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「株王獅子丸」氏:半導体製造装置関連銘柄は今狙え!

2017/10/27 10:23 FISCO
*10:23JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「株王獅子丸」氏:半導体製造装置関連銘柄は今狙え! 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株王獅子丸」氏(ブログ「株王獅子丸の注目銘柄」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人と連携し、より多様な情報を投資家に向けて発信しております。 ---- 執筆日時:2017年10月21日08時00分 投資家の兄弟たちよ、調子はどうだ。株王獅子丸だ。 半導体製造装置は、IoT時代が到来することで半導体を搭載する機器が増えることや、より高性能な半導体への需要が高まることなどから注目を集めている。国内だけでなく海外からも注目度の高いテーマであり、幅広い層の投資家からの資金流入が期待しやすいテーマ株と言えるだろう。 ■半導体製造装置関連銘柄リスト 半導体製造装置関連銘柄は、半導体製造装置の出荷額が好調であるほか、日本企業の中にも生産能力を高めているところがあることなどから注目を集めている。IoT機器や自動運転車が普及することとなれば、半導体需要は急速に高まる。また、数だけでなく機器のサイズを維持あるいは小型化するためには半導体の質も重要だ。半導体製造装置ビジネスに注力している企業はもちろん、精密機器メーカーなどが独自の技術を活かして半導体製造装置の生産に取り組むケースも見られるからな。 世界的な景気回復が続いているほか、日本でも日経平均株価が14連騰(FISCO追記:最長記録として16連騰を樹立しました)するなど、景気の先行きが明るくなっているのも大きい。IoTや自動運転車の普及に先立つ形で、景気回復が半導体製造装置の需要を押し上げることも考えられるだろう。 まずは、注目しておくべき半導体製造装置関連銘柄を下記にまとめておいた。各種の半導体製造装置関連銘柄に対する個人的な見解や分析も交えて紹介しておくので参考にしてもらいたい。 <6146>ディスコ 半導体の切断や研磨に強みを持ち、グローバルにビジネスを展開している。業績は着実に伸びている。18年4月には長野県に工場を新設する予定となっていることから、今後半導体製造装置ビジネスでさらに大きな収益を上げやすくなる銘柄だ。 <8035>東京エレクトロン 半導体製造装置メーカーとして世界に君臨している。関連銘柄の筆頭格と言え、半導体製造装置への関心が高まれば、大幅な資金流入に期待しやすい。半導体ブームが訪れる前から製造装置を生産していることから、ノウハウが多く蓄積されていると考えられる、半導体製造装置関連銘柄としてははずせない銘柄だ。 <6857>アドバンテスト 半導体試験装置ビジネスに取り組んでいる。IoT機器や自動運転車に半導体が搭載されることになれば、より高い品質が求められることとなる。そのため、検査においても品質チェックが厳しくなる可能性があり、アドバンテストがビジネスを拡大しやすいだろう。 <7735>SCREENホールディングス ディスプレイの他、半導体製造装置も提供している。熱処理や検査など複数の工程向けの製品を製造していることから、半導体需要の高まりから多くの恩恵を受けられる。また、自社でもIoT技術の活用を進めていることから、半導体製造装置需要の創出にも貢献できるかもしれない。 <6298>ワイエイシイホールディングス 半導体製造装置ビジネスに取り組んでいる。半導体の配置に活用されるコンベアの製造等で実績がある。半導体の製造効率アップにつながる製品を多数提供できれば、半導体の需給が逼迫した際に多くの受注が期待できる。 ■第2四半期の半導体製造装置出荷額は過去最高に アメリカの半導体製造装置の業界団体SEMIが、2017年第2四半期の半導体製造装置の出荷額が過去最高を記録したと発表した。半導体ビジネスは景気に左右されやすい面がある。そのため、世界の景気が回復を続けていることが追い風となっている模様だ。 しかし、景気回復だけでなく、IoT時代が確実に近づいてきていることが、製造装置需要を押し上げていると言えるだろう。というのも、製造装置の需要増は、将来的な半導体需要の伸びを想定する企業が多いことを意味するからだ。 半導体製造装置ビジネスはアメリカだけでなく日本でも積極的に取り組む企業が少なくない。日本でも衆議院総選挙後あたりからいよいよ本格的な景気回復が進むことになれば、半導体製造装置ビジネスはさらに活況を呈するのではないか。 ■生産能力の増強に取り組むメーカーも 2018年4月から、半導体製造装置ビジネスに取り組むディスコ<6146>が長野県に新たな生産工場を新設させる予定となっている。半導体製造装置の生産が伸びることは半導体需要の先行きが明るいことを意味しているが、ディスコの追加投資は製造装置の需要が大きく伸びることまで想定している。 メーカーが強気の姿勢で生産力を強化すれば、製造装置や半導体そのものの供給不足が生じるリスクが低下し、IoT機器の開発・生産等を電機メーカーが円滑に進めやすくなる。IoT機器だけでなく自動運転車の開発・実験も着実に進んでいることから、自動運転車向けの半導体需要増も半導体製造装置ビジネスを後押しすることになる。 生産能力の強化は先行投資のため一時的に企業業績を押し下げるものの、中期的には大幅な業績アップにつながりうることから、先行投資に積極的な半導体製造装置メーカーには特に注目したい。 ■半導体製造装置関連銘柄への投資ポイント 半導体製造装置関連銘柄は、半導体需要が高まっていることや、製造装置の出荷が活発であること、生産能力の増強を図る企業が見られることなどから要注目だ。IoTや自動運転車といったテーマとも関連しているため、注目度が一気に高まる可能性もある。製造装置のメーカー企業だけでなく、そこからの流れを想定し、どういった企業に影響がいくのかとしっかりと考える事が投資のコツになるだろう。 その他、現在最新の注目テーマ株、短期銘柄から中長期銘柄など、個人的に注目している個別銘柄情報をブログで多数紹介している。話題のZMP関連銘柄、トランプ関連銘柄、LINE関連銘柄、ポケモンGO関連銘柄、フィンテック関連銘柄、5G関連銘柄、電力自由化関連銘柄、AR/VR関連銘柄、ドローン関連銘柄、ロボット関連銘柄、自動運転車関連銘柄、TPP関連銘柄、IoT関連銘柄、ZMP関連銘柄、マイナンバー関連銘柄、郵政関連銘柄、人工知能関連銘柄、東京オリンピック(東京五輪)関連銘柄、宇宙開発関連銘柄、インバウンド関連銘柄などに関する考察も日々行っているので是非チェックして欲しい。ETFやIPO、株主優待に関する情報も。 お使いの検索サイトで「株王獅子丸」と検索してもらえればブログが読める。 ---- 執筆者:「株王獅子丸」氏 ブログ名:株王獅子丸の注目銘柄 《WA》
関連銘柄 5件
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(0.5%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
1,960
11/22 15:30
+53(2.78%)
時価総額 19,128百万円
ハードディスク関連装置、半導体製造関連装置等の半導体・メカトロニクス関連事業が主力。医療・ヘルスケア関連事業、環境・社会インフラ関連事業も。配当性向30%目安。戦略的M&Aの実施などで事業拡大図る。 記:2024/10/06
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
9,067
11/22 15:30
-31(-0.34%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07