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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、朝鮮半島の地政学リスク継続

2017/7/5 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、朝鮮半島の地政学リスク継続 今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。朝鮮半島の地政学リスクへの懸念が続き、円が買われやすい見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測から、ドルの下げは限定的となりそうだ。 北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に「成功」と発表した。それに対し中国とロシアは北朝鮮を強く非難する一方、「北朝鮮の懸念にも理由があり、考慮されるべき」との配慮もみせた。米国は「脅威に対し『すべての能力』を行使する用意がある」としたが、米国の北朝鮮への武力攻撃は大国間の対立に発展するとみられ、現実的には困難だろう。こうしたなか、北朝鮮による核実験実施の可能性が報じられ、本日のアジア市場ではリスク回避的な円買いが強まっている。アジア外交で米国が主導権を握れず、東アジア地域で核の脅威が続くとの思惑が広がれば、目先も円買い地合いは続くだろう。 一方、今晩は日本時間6日3時に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(6月13-14日分)が注目される。FRBは6月の会合で、3月以来3カ月ぶりに利上げを決定。FRBの経済見通しと政策金利予想から、2017-19年の3年間で利上げは年3回と予想される。ただ、足元では米経済指標が強弱まちまちのため、市場ではFRBの方針にやや懐疑的な見方もある。実際、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、この会合で利上げに反対している。今晩公表のFOMC議事録が、強気な金融正常化方針を後押しする内容となり、追加利上げや資産縮小などへの思惑が広がれば、ドル買いが見込まれ、警戒の円買いによるドル・円への下押し圧力を弱めそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値(予想:54.7、速報値:54.7) ・17:00 ユーロ圏・6月総合PMI改定値(予想:55.7、速報値:55.7) ・17:30 英・6月サービス業PMI(予想:53.5、5月:53.8) ・17:30 英・6月総合PMI(予想:53.9、5月:54.4) ・18:00 ユーロ圏・5月小売売上高(前月比予想:+0.4%、4月:+0.1%) ・23:00 米・5月製造業受注(前月比予想:-0.5%、4月:-0.2%) ・23:00 米・5月耐久財受注改定値(前月比予想:-1.0%、速報値:-1.1%) ・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表(6月13-14日分) 《CS》