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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:タカタ株が乱高下~上場廃止銘柄の末路 

2017/6/27 13:26 FISCO
*13:26JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:タカタ株が乱高下~上場廃止銘柄の末路  以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年6月27日9時に執筆 6月相場も最終週となった東京市場は日経平均で20000円どころを固める動きが継続している。国内の政治スキャンダルになるか、ならないかの攻防となっている加計問題や森友問題は株価にはさほど影響を与えてはいない。 毎朝パソコンを立ち上げて最初にチェックするサイトにヤフ−ファイナンスがある。まずNYダウに目をやり、その次に円相場、そしてニュ−スヘッドラインとなる。 先週のヘッドラインニュ−スでは「タカタ<7312>、早ければ来週にも民事再生法申請へ」というロイタ−発の情報に思わずカ−ソルが動いた。 国際優良株でもあったタカタの経営危機を招いたエアバックの欠陥問題は事実の発覚時期が正確に把握できないほど、これまでは「のらりくらり」の展開であった。株価は市場からの退場リスクが高まっては不思議と治まり、ぶり返しては治まる奇妙な銘柄であった。 優良銘柄がひとつの失敗を契機に名実共にマネ−ゲ−ム株に変身してしまった。この株に関しては高い世界シェアを握っていたこともあり、「ピンチを上手く切り抜ければ投資先としては妙味があるかもしれない」、といった誘惑を感じる投資家が少なくなかったと思う。 昨年末から年初にかけ、300円台から1200円台まで駆け上がったときには再建進展が囃され、有力スポンサ−が付くのでは、と物色人気を集めるなど、もし今日の展開が想定できたなら個人投資家にも逃げ場は十分にあったといえる。近づいてはいけない株での勝負はほどほどにしなくてはいけない。 かつて高値に有った株が不祥事で急落する時、つい欲望に駆られ「ここまで連日下がれば少しぐらい反発するだろう」と思えるものだ。そこをガマンできるかで大きな失敗からリスク回避できる腕を上げることができるのだろう。 ジャンケンも5回、6回と続けて負ければ「まさか10回連続負ける訳無いだろ」となり「そろそろ勝つだろう」と思えてくる。株式投資では避けたい思考順序だ。 昨日、タカタがついに民事再生法の適用を申請した。証券市場から上場廃止とな銘柄の末路を目に焼き付けることも大切であろう。 個別株では、引き続き、AIコンサル事業の収益化期待から見直し買いが入りはじめているシグマクシス<6088>、物流危機をビジネスチャンスに転換できるファイズ<9325>などを注目したい。 執筆者名:兜町放浪記 ブログ名:兜町放浪記 《MT》
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