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欧米為替見通し: ドル・円は弱含みか、米経済指標の下振れやロシアゲートを嫌気

2017/6/15 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は弱含みか、米経済指標の下振れやロシアゲートを嫌気 今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含みを予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)による今後の政策方針に懐疑的な見方が広がるなか、経済指標が低調ならドル売りに振れやすい見通し。また、「ロシアゲート」問題に関する報道もドルの押し下げ要因となりそうだ。 米FRBは13-14日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25ポイント引き上げ、1.00-1.25%に決定し、年内にバランスシートの縮小に着手する方針を示した。会合後の声明で、米国経済について前回の「減速」から「緩やかに回復」と上方修正したほか、利上げペースも2017年は3回(あと1回)、18年も3回を堅持するなど、強気のスタンス。ただ、ある市場筋は「足元の経済指標には低調なものもみられ、当局者と市場には認識にズレがある」と指摘。今後は経済指標が当局の見通しを裏付ける内容にならないと、市場には懐疑的な見方が広がり、ドル売り地合いが強まりそうだ。 今晩は、21時半発表の米国の6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が材料視される。同指数は、2月をピークに伸びが鈍化しており、今後の景況感の改善につながらなければ株安・ドル安に振れるだろう。また、昨年11月の米大統領選にロシアが関与したとされる「ロシアゲート」疑惑に関連し、トランプ大統領自身が司法妨害の疑いで捜査対象になっているとの報道も手がかりとなろう。大統領の弾劾・罷免には及ばないものの、トランプ政権の支持率低迷に拍車がかかり、今後の政治情勢に不透明感が広がるとの観測からドル売りに振れやすい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・16:30 スイス中銀が政策金利発表(政策金利は-0.75%に据え置き予想) ・17:30 英・5月小売売上高(前月比予想:-0.8%、4月:+2.3%) ・18:00 ユーロ圏・4月貿易収支(予想:+285億ユーロ、3月:+309億ユーロ) ・20:00 英中銀金融政策委員会(政策金利は0.25%に据え置き予想) ・20:00 英中銀金融政策委員会の議事要旨 ・21:30 米・5月輸入物価指数(前月比予想:-0.1%、4月:+0.5%) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:24.1万件、前回:24.5万件) ・21:30 米・6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:24.9、5月:38.8) ・21:30 米・6月NY連銀製造業景気指数(予想:5.0、5月:-1.0) ・22:15 米・5月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、4月:+1.0%) ・22:15 米・5月設備稼働率(予想:76.8%、4月:76.7%) ・23:00 米・6月NAHB住宅市場指数(予想:70、5月:70) ・05:00 米・4月対米証券投資(3月:ネット長期有価証券+598億ドル) ・ユーロ圏財務相会合 ・ブラジル休場 《CS》