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欧米為替見通し:米FOMC後の長期金利動向にらみ

2017/6/14 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:米FOMC後の長期金利動向にらみ 今日の欧米外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは織り込み済みで、今後の連邦準備制度理事会(FRB)の方針などが焦点となる。利上げ方針継続ならドルに買いが入りやすい見通し。逆にハト派寄りであれば米長期金利が低下し、ドル・円は109円前半への下落が予想される。 FRBは2日間のFOMCでの議論を踏まえ、日本時間15日3時に政策金利1.00-1.25%への引き上げ決定を発表する見通し。同3時半からイエレン議長が記者会見する。今回の利上げは織り込まれているものの、今後の方針についてはやや不透明感が広がっている。今月2日に発表された米国の5月雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を大きく下回るなど、米経済の減速への警戒感も一部で指摘される。現時点では年3回の利上げ方針は維持されているが、市場関係者は3回目が9月か12月か測りかねているようだ。 また、バランスシートの縮小に向けた議論も材料視される。金融当局者はこれまで、2017年中の縮小開始の可能性を示しており、今回の会合で資産規模など具体的な判断について言及される可能性があろう。その場合、米国株が崩れるようだと、リスク回避のドル売り・円買いに振れるかもしれないが、米長期金利の上昇基調が強まり、ドル買い・円売りになるとみるのが妥当であり、ドルは底堅い値動きとなりそうだ。バランスシートの問題が避けられた場合、株価の続伸を背景にやはりドル買い・円売りに振れやすい値動きとなる見通し。 なお、FRBの政策決定に先立ち、今晩21時半に発表される米国の5月消費者物価指数(CPI)と同小売売上高は、いずれも前回からの伸び鈍化が予想されている。下振れの場合は、FRBのハト派寄りの見解を先取りしたドル売りが出る可能性もあろう。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・2-4月ILO失業率(予想:4.6%、1-3月:4.6%) ・18:00 ユーロ圏・4月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、3月:-0.1%) ・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+7.1%) ・21:30 米・5月消費者物価指数(前年比予想:+2.0%、4月:+2.2%) ・21:30 米・5月小売売上高(前月比予想:0.0%、4月:+0.4%) ・23:00 米・4月企業在庫(前月比予想:-0.2%、3月:+0.2%) ・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利0.25ポイント引き上げ予想) ・03:30 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長会見 《CS》