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欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、米株価・長期金利やクロス円の動向にらみ

2017/6/13 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、米株価・長期金利やクロス円の動向にらみ 今日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今日と明日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げがほぼ確実視され、売りは仕掛けにくい見通し。米国の株価・長期金利や、カナダドル、ポンドといったクロス円などの動向にらみの展開となりそうだ。 米連邦準備制度理事会(FRB)は13-14日開催のFOMCで、今年3月以来、3カ月ぶりの利上げに踏み切る公算。CMEグループが算出するFedウォッチでは、利上げがほぼ100%織り込まれており、今晩の市場は日本時間15日3時のFOMC声明発表待ちのなか、ドルは下値の堅い展開が予想される。また、米国の株価や長期金利の動向を手がかりに、ポジション調整的な取引が中心となりそうだ。 前日の米株式市場では、アップルなどハイテク株の売りが優勢となり、指数を押し下げた。ただ、アジア取引時間帯で米株式先物はプラス圏で推移しており、今晩の反発を期待したドル買い・円売りが入りやすい。また、FRBによる今後の利上げペースとバランスシートの縮小に関する方針には引き続き不透明感が広がっており、米国長期金利の上昇幅は限定的となりやすいが、10年債利回りが上昇基調となればドルを押し上げるだろう。 一方、クロス円の値動きも注目される。特にカナダドル・円は、カナダ銀行(中銀)のウィルキンス上級副総裁が前日、国内景気の回復基調を背景に利上げの準備を示唆したことで、買いは継続しよう。対照的に、ポンド・円に関しては、8日に行われた英総選挙で与党・保守党の獲得議席が過半数を割り込み、欧州連合(EU)離脱交渉への影響が懸念される状況になっていることから、ドル・円の重石となる可能性が残る。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・5月消費者物価指数(前年比予想:+2.7%、4月:+2.7%) ・17:30 英・5月生産者物価指数・産出(前年比予想:+3.6%、4月:+3.6%) ・18:00 独・6月ZEW景気期待指数(予想:21.7、5月:20.6) ・21:30 米・5月生産者物価指数(前月比予想:0.0%、4月:+0.5%) ・02:00 米財務省30年債入札(120億ドル、リオープン) ・米連邦公開市場委員会(FOMC、14日まで) 《CS》