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前場に注目すべき3つのポイント~決算ピークでこう着も、決算通過の銘柄については再評価

2017/5/12 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算ピークでこう着も、決算通過の銘柄については再評価 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算ピークでこう着も、決算通過の銘柄については再評価 ■外資系証券の注文動向:差し引き290万株の買い越し ■前場の注目材料:ソフトバンク、米Tモバイルに統合提案 ■決算ピークでこう着も、決算通過の銘柄については再評価 12日の日本株市場は決算ピークとなるなか、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場は、主要小売決算が嫌気され、同セクターを中心に売りが先行した。原油相場の上昇に加えて4月生産者物価指数が予想を上振れことが材料視されたが、NYダウ、ナスダックともに下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の19865円。円相場は1ドル113円75銭と前日からやや円高に振れている。 米国市場同様、決算発表が本格化しており、決算を受けての物色になろう。とりわけ昨夕発表した決算については、ブリヂストン<5108>に市場の関心が集まりそうである。また、昨日は決算が嫌気されたトヨタ自<7203>が売り一巡後に切り返しをみせるなか、日経平均は一時19989.94円と節目の2万円にあと一歩に迫る展開となった。トヨタ自がアク抜けとの見方になるなか、2万円目前でのこう着ではあるが、下値の堅さの方が意識されやすい。 日経平均は高値でのこう着によって日柄調整といった形状であり、結果的には押し目待ちに押し目なしである。さすがに決算発表のピークと週末要因もあって模様眺めムードが強まりそうだが、決算通過の銘柄については再評価の流れが強まりそうである。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き290万株の買い越し 朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り960万株、買い1250万株、差し引き290万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 05月01日(月):390万株の買い越し 05月02日(火):190万株の買い越し 05月09日(火):140万株の買い越し 05月10日(水):340万株の売り越し 05月11日(木):10万株の売り越し ■前場の注目材料 ・NY原油は上昇(47.83、+0.50) ・米新規失業保険申請件数23.6万件、予想下回り堅調 ・米4月卸売物価指数(PPI)、+0.5% ・4月街角景気、5か月ぶり改善へ ・EU、ユーロ圏経済見通しを上方修正 ・トヨタ<7203>切り返しでセンチメント良好 ・東電<9501>、「10年以内に原発再編」 ・ソフトバンク<9984>、米Tモバイルに統合提案 ・東京TY<7173>、システム統合、総投資200億円 ・NTTデータ<9613>、クラウドでフィンテック連携 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:00  営業毎旬報告(5月10日現在、日本銀行) <海外> ・特になし 《HT》
関連銘柄 6件
5108 東証プライム
5,546
11/12 15:30
+97(1.78%)
時価総額 3,958,169百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
4,215
11/12 15:30
+60(1.44%)
時価総額 129,190百万円
きらぼし銀行を中核とする金融持株会社。UI銀行、東京きらぼしリース、きらぼしJCBなども傘下に持つ。三井住友信託銀行と資本業務提携。総資産は6兆円超。デジタル事業などによる総合ソリューションの強化図る。 記:2024/10/10
7203 東証プライム
2,717
11/12 15:30
+63.5(2.39%)
時価総額 42,914,980百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
591.5
11/12 15:30
-12.6(-2.09%)
時価総額 950,551百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9613 東証プライム
2,698.5
11/12 15:30
+31.5(1.18%)
時価総額 3,784,646百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9984 東証プライム
9,409
11/12 15:30
-104(-1.09%)
時価総額 13,831,183百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17