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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米経済指標の下振れを意識

2017/5/2 17:37 FISCO
*17:37JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米経済指標の下振れを意識 今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を想定したい。朝鮮半島情勢などへの過度な警戒感は後退し、円売りの流れに振れやすい見通し。ただ、足元の米経済指標が低調なため、積極的なドル買いは手控えられそうだ。 日本では4月29日早朝に北朝鮮のミサイル発射情報を受け、一部の鉄道が運転を停止するなど朝鮮半島有事への緊張が高まっていた。しかし、トランプ米大統領が1日にメディアとのインタビューで、北朝鮮問題に関連し金正恩・朝鮮労働党委員長と「適切な状況下であれば会談する用意がある」と平和裏に解決したい意向を示した。本日のアジア市場では、そうした発言から過度な警戒が後退し、日経平均株価の上昇がドル・円を押し上げる展開となった。東京市場は明日からゴールデンウィーク休暇で休場となるため、仕掛け的な円買いを警戒するムードもあるが、ある短期筋は「北朝鮮問題のほかフランス大統領選の決選投票も含め、例年よりも警戒レベルは低くなったのではないか」との見方を示す。 ただ、前週末の1-3月期国内総生産(GDP)や前日の3月コアPCE価格指数、4月ISM製造業景況指数など、足元で発表された低調な米経済指標が意識される。海外市場では連邦準備制度理事会(FRB)による利上げへの影響は軽微とみられているものの、ある市場筋は「経済指標の下振れが利上げペースを見直すきっかけになってもおかしくない」と指摘する。そうした見方が広がれば、積極的なドル買いは入りにくい見通し。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・4月製造業PMI改定値(予想:56.8、速報値:56.8) ・17:30 英・4月製造業PMI(予想:54.0、3月:54.2) ・18:00 ユーロ圏・3月失業率(予想:9.4%、2月:9.5%) ・米連邦公開市場委員会(FOMC)(3日まで) 《SK》