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後場に注目すべき3つのポイント~SQに絡んだ売買でレンジ上限に

2017/3/10 12:19 FISCO
*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~SQに絡んだ売買でレンジ上限に 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・SQに絡んだ売買でレンジ上限に ・ドル円は115円台維持、日本株高と米金利の上昇で ・値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はファナック、2銘柄で日経平均を約41円押し上げた。 ■SQに絡んだ売買でレンジ上限に 日経平均は大幅に続伸。256.76円高の19575.34円(出来高概算13億7000万株)で前場の取引を終えた。9日の米国市場は原油相場が50ドルを割り込んだほか、ドル高進行や米国債利回りの上昇が嫌気されるものの、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて上昇に転じていた。シカゴ日経225先物清算値(6月限)は大阪比120円高の19290円。先物の配当分を考慮すると19400円を超えており、これにサヤ寄せする格好から19400円を回復して始まった。SQに絡んだ売買の影響から寄付き直後にいったん上げ幅を縮める場面もあったが、その後は再び上げ幅を広げている。 セクターでは空運、保険、医薬品、証券、サービス、食料品、ゴム製品、電気機器、その他製品、水産農林が上昇。半面、鉄鋼、海運、石油石炭、鉱業が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。売買代金上位はほぼ全面高であり、SQの影響もあってメガバンク3行のほか、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ファナック<6954>などが上位に。 SQ概算値は19434.30円となった。225型がやや売り越しだったようであるが、ファーストリテ<9983>をみると、小安く始まったが、寄付き直後に急速に上げ幅を広げており、SQに絡んだ買いオーダーの一部が遅れた感はある。これが日経平均を押し上げる一因になったともみられる。この強い動きに円相場も引きづられる格好で円安に振れている状況か。 これにより日経平均はもち合いレンジの上限レベルに接近している。ただ、後場については雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいほか、来週には米連邦準備理事会(FRB)は14、15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを議論する。一段高というよりは、FOMC待ちといった流れの中で、こう着感が強まりそうだ。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は115円20銭、115円台維持、日本株高と米金利の上昇で 10日午前の東京外為市場では、ドル・円はしっかり。日本株高と米金利の上昇を背景にドルは115円台を維持した。 ドル・円は前日海外市場の上昇基調が続き、朝方114円89銭を付けた後は日経平均株価の上昇を手がかりに買いが継続。ドルは1月27日以来、約1カ月半ぶりとなる115円25銭まで値を切り上げた。 また、ランチタイムの日経平均先物が300円超高となり、目先の株高継続を期待したドル買い・円売りに振れやすい。さらに、米10年債利回りが2.6%台まで上昇しており、ドルは目先も115円台を維持しそうだ。 ここまでのドル・円の取引レンジは114円89銭から115円25銭、ユーロ・円は121円51銭から122円06銭、ユーロ・ドルは1.0573ドルから1.0592ドルで推移した。 12時10分時点のドル・円は115円20銭、ユーロ・円は122円04銭、ポンド・円は140円08銭、豪ドル・円は86円64銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ジーエヌアイグループ<2160>、DNAチップ研究所<2397>、ナ・デックス<7435>など5社がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約41円押し上げた。 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SK》
関連銘柄 8件
2160 東証グロース
2,977
9/27 15:00
+116(4.05%)
時価総額 141,372百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
2397 東証スタンダード
790
9/27 15:00
+13(1.67%)
時価総額 5,346百万円
次世代シークエンス受託解析サービス、マイクロアレイ受託解析サービス等を手掛ける受託事業が主力。診断事業や研究事業も展開。三井化学と資本業務提携。診断事業では肺がんコンパクトパネル事業の拡大等に取り組む。 記:2024/06/13
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(-79.91%)
時価総額 17,861,503百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,441
9/27 15:00
+215(5.09%)
時価総額 4,483,398百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,751.5
9/27 15:00
+25(0.92%)
時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7435 東証スタンダード
954
9/27 14:58
+15(1.6%)
時価総額 9,164百万円
産業機器商社。産業機器や電子部品を中心とする卸に加え、溶接制御機器などの製造・販売も手掛ける。インド拠点開設を検討。中期経営計画では26年度売上高443億円目標。メーカー比率の向上で収益性向上図る。 記:2024/04/30
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(2.53%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(2.26%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17