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欧米為替見通し:ドル・円は115円を目指す展開か、米経済指標などに注目

2017/2/15 16:00 FISCO
*16:00JST 欧米為替見通し:ドル・円は115円を目指す展開か、米経済指標などに注目 今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを予想したい。前日行われた米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の上院議会証言で、年3回の利上げ観測が再燃しており、ドル買いが続くとみられる。本日も、イエレン議長の下院での証言、質疑応答のほか、米経済指標の発表が注目される。 前日のNY市場では、イエレンFRB議長が上院での議会証言で、「我々は2017年の追加利上げが適切と予想」、「中間値は年3回」、「各連邦公開市場委員会(FOMC)がライブ」などと述べたことで、ドル買い・円売りの流れが強まった。米CMEグループが算出するFedウォッチでは、短期金利先物が織り込む3月利上げの確率は特に高まってはいないものの、ある市場筋は「今後どのFOMCでも利上げはあり得る、との前向きな発言として受け止めた」と指摘する。本日の下院証言は、前日とほぼ同じ内容になるが、質疑応答では、さらに移民問題や財政策に関する政治色の強いものになることが予想されている。 今晩発表の米経済指標では、22時半予定の1月消費者物価指数(CPI)と同小売売上高が注目される。1月CPIは前年比+2.4%と予想されており、2012年春先の水準まで回復する見通し。また、1月小売売上高は前月比+0.1%と伸びは12月を下回るものの、昨年9月以降5カ月連続の上昇が見込まれる。両経済指標がFRBの利上げペース加速観測を後押しする内容となれば、ドル買い・円売りがさらに強まり、ドル・円は節目の115円を目指す展開となろう。ただし、115円手前ではオプション絡みの防戦売りが見込まれ、上値が重くなる可能性もある。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 南ア・1月消費者物価指数(前年比予想:6.7%、12月:+6.8%) ・18:30 英・10-12月ILO失業率(予想:4.8%、9-11月:4.8%) ・19:00 ユーロ圏・12月貿易収支(予想:+260億ユーロ、11月:+259億ユーロ) ・22:30 米・1月消費者物価指数(前年比予想:+2.4%、12月:+2.2%) ・22:30 米・1月小売売上高(前月比予想:+0.1%、12月:+0.6%) ・22:30 米・2月NY連銀製造業景気指数(予想:7.0、1月:6.5) ・23:15 米・1月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、12月:+0.8%) ・23:15 米・1月設備稼働率(予想:75.4%、12月:75.5%) ・24:00 米・2月NAHB住宅市場指数(予想:67、1月:67) ・24:00 米・12月企業在庫(前月比予想:+0.4%、11月:+0.7%) ・24:00 イエレン米FRB議長が半期議会証言(下院金融委員会) ・03:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演 ・03:10 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演 ・06:00 米・12月対米証券投資収支(11月:ネット長期有価証券+308億ドル) ・米・イスラエル首脳会談 《SK》