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欧米為替見通し:ドル・円はしっかりか、米雇用統計に注目

2017/2/3 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円はしっかりか、米雇用統計に注目 今日の欧米外為市場では、米国の1月雇用統計の発表が注目される。予想通り堅調な内容となれば、市場コンセンサスである年後半の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が後押しされ、ドル・円は114円を目指す展開となりそうだ。ただ、米国株の伸び悩みなどがやや嫌気され、上げ渋る可能性もあろう。 本日22時半発表の米国の1月雇用統計は、失業率4.7%(前回4.7%)、非農業部門雇用者数は前月比+18.0万人(同+15.6万人)、平均時給+2.8%(同+2.9%)と予想されている。1日に発表された1月ADP全米雇用報告(民間雇用者数)が前月比+16.8万人の予想を大幅に上回る+24.6万人となったことで、今晩の雇用統計も予想上振れが期待される。その場合、FRBが今年6月、9月、12月の年後半3回の利上げを実施するとの投資家の思惑をより強め、ドルの押し上げにつながろう。 一方で、NYダウが1月末に史上初の20000ドルに達したものの、その後は伸び悩む展開となっている。ある外為ディーラーは、「雇用統計が強くても、米国株がさえない値動きであれば、ドル買いを弱める可能性がある」と指摘。また、1月26日に開催されたユーロ圏財務相会合で、ギリシャへの追加融資をめぐる第2次審査承認が見送られたことをきっかけに、今年夏に予定されるギリシャ国債の大規模償還への懸念が強まっている。本日の日銀の指値オペ実施の効果はある程度見込めるが、ギリシャの10年債利回りの継続的な上昇に警戒が広がれば、リスク回避的な動き(円買い)となる展開も想定しておきたい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・1月サービス業PMI改定値(予想:53.6、速報値:53.6) ・18:30 英・1月サービス業PMI(予想:55.8、12月:56.2) ・19:00 ユーロ圏・12月小売売上高(前月比予想:+0.3%、11月:-0.4%) ・22:30 米・1月非農業部門雇用者数(予想:+18.0万人、12月:+15.6万人) ・22:30 米・1月失業率(予想:4.7%、12月:4.7%) ・22:30 米・1月平均時給(前年比予想:+2.8%、12月:+2.9%) ・23:15 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策) ・23:45 米・1月サービス業PMI改定値(速報値:55.1) ・24:00 米・1月ISM非製造業景況指数(総合)(予想:57.0、12月:修正値56.6) ・24:00 米・12月製造業受注(前月比予想:+0.5%、11月:-2.4%) ・24:00 米・12月耐久財受注改定値(速報値:前月比-0.4%) 《SK》