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米国株式市場見通し:米国株式相場は振替休日を除き、通常取引

2016/12/24 14:40 FISCO
*14:40JST 米国株式市場見通し:米国株式相場は振替休日を除き、通常取引 年内は節税目的の売買が散見される可能性はあるものの、投資家や市場関係者の多くは休暇に入っており、引き続き閑散取引となることが予想される。但し、米国株式市場は26日がクリスマスの振替休日、2日が元旦の振替休日となる以外は通常取引。3日からは多くの市場関係者も復帰し、出来高も回復してくるだろう。 経済指標は今週、11月中古住宅販売仮契約(28日)、12月シカゴ購買部協会景気指数(30日)などの発表が予定されている。来週は、12月ISM製造業景況指数(3日)、12月ISM非製造業景況指数(5日)、12月ADP雇用統計(5日)、11月貿易収支(6日)、12月雇用統計(6日)などの発表が控えている。雇用統計では、失業率は4.7%、非農業部門雇用者数は前年同期比17.5万人増が予想されている。また4日には12月13-14日開催分のFOMC議事録が公開される。今後の利上げ見通しに関しての具体的な議論内容に注目が集まるだろう。 個別企業では、種子メーカーのモンサント(5日)、ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(5日)などが9-11月期決算発表を予定している。モンサントはドイツの化学大手バイエルから660億ドルの買収提案を受けているが、先日の株主総会で同提案が承認されたこともあり、決算では合併協議について追加情報が発表される可能性がある。また10-12月期決算発表シーズンを間近に控えて、企業の業績修正の発表が飛び出しやすい時期となることにも注意が必要となる。 5日から8日にかけて、ラスベガスで世界最大規模の国際家電見本市 (CES) が開催される予定だ。同イベントではAI(人工知能)、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、自動運転技術などに注目が集まりそうだ。自動車部品メーカーのデルファイ・オートモーティブとモービルアイは自動運転システムの開発で提携しており、CESでは無人運転による試験走行を実施する。両社は、先月に半導体のインテルと高性能プロセッサの供給契約を締結しており、同技術への信頼性の高さが伺える。今後、複数企業が興味を示す可能性もあり、注目したい。 (Horiko Capital Management LLC) 《FA》