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欧米為替見通し:円売り先行か、日銀総裁は長期金利目標の引き上げ否定

2016/12/20 17:21 FISCO
*17:21JST 欧米為替見通し:円売り先行か、日銀総裁は長期金利目標の引き上げ否定 今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの地合いを想定したい。日銀が従来通り緩和的な方針の継続を決定し、黒田総裁が「長期金利目標の引き上げ、今から議論するのは尚早」と述べたことで、円に売り圧力がかかりやすい状況といえそうだ。 19-20日に開催された日銀の金融政策決定会合では、短期金利は、日銀の当座預金における一部に-0.1%の金利(マイナス)を適用する現行の方針を維持。また、長期金利(10年国債利回り)はゼロ%程度で推移するように操作し、国債買い入れ額年間約80兆円も継続することを決定した。 日銀は9月20-21日の決定会合で、金融政策の軸足を従来の「量」から「金利」に枠組みを変更。長期金利は足元で0.07%と節目の0.10%を下回る水準で推移していることから、今回の日銀の現状維持決定は市場コンセンサスとなっていた。 その後、黒田日銀総裁が記者会見し、「円安が今の時点で行き過ぎなど弊害があるとの見通しはない」と述べたことで、円安容認的な発言と受け止められて一時円売りが強まった。黒田総裁は直ちに「水準について具体的に言ったわけではない」と述べた。そして、「海外金利の上昇に応じて、操作目標を引き上げることはまったく考えていない」、「長期金利目標の引き上げ、今から議論するのは尚早」と注目の発言をしており、この後も円が続く可能性がある。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・10月経常収支(9月:+298億ユーロ) ・22:30 カナダ・10月卸売売上高(前月比予想:+0.5%、9月:-1.2%) 《SK》