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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大への思惑でドル下げ渋り

2016/12/16 8:22 FISCO
*08:22JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大への思惑でドル下げ渋り 15日のドル・円相場は、東京市場では117円01銭から117円86銭まで上昇。欧米市場でドルは118円66銭まで一段高となり、118円18銭で取引を終えた。 本日16日のドル・円は、主に118円台で推移か。日米金利差拡大の思惑は後退していないこと、日本株は底堅い動きを見せる可能性があることから、ドルは118円近辺で下げ渋る展開が予想される。 15日の欧米市場でドルは主要通貨に対して全面高の展開となった。市場関係者の間では、トランプ米次期政権が計画している大規模な景気刺激策はインフレを加速させる可能性があるとの見方が増えている。経済・財政政策の全容が判明するまではドルに対して強気になれないとの声も聞かれているが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2017年に3回の利上げを想定していることについては「トランプ政権がドル高を黙認すれば3回以上の利上げもあり得る」との見方が出ている。 ドル・円については、日本銀行が長期金利の上昇を抑制する方針を打ち出していることから、日米の長期金利差拡大を想定したドル買い・円売りは当面継続するとの見方が多い。自民党の西村総裁特別補佐が一部通信社とのインタビューで「円安は日本経済にプラスである」との見方を示したことも意識されているようだ。20日に開かれる日銀金融政策決定会合で長期金利の上昇を極力抑える方針が改めて示された場合、市場関係者の間からは「年内に1ドル=120円台に再上昇する可能性は高い」との声も聞かれている。 《SK》