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欧米為替見通し:ドル・円はリスクオン継続、米FOMCを挟んで117円台か

2016/12/13 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円はリスクオン継続、米FOMCを挟んで117円台か 今日の欧米外為市場では、リスクオンの地合いが続くと予想したい。本日発表された中国の経済指標の堅調な内容や、原油価格の持ち直しが背景。ドル・円は13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで、117円台が意識されているようだ。 12月に入って発表された中国の経済指標は予想を上振れるものが多く、景気持ち直し基調が鮮明になっている。11月貿易収支(8日)は輸出入がそれぞれ市場コンセンサスに反してプラスとなったほか、同消費者物価指数(9日)は4月以来の強さを示している。さらに、本日発表された11月鉱工業生産指数は前年比+6.2%(予想が+6.1%、10月は+6.1%)、同小売売上高は同+10.8%(予想が+10.2%、10月は+10.0%)と堅調であり、「基本的にリスクオンにつながりやすい状況」(外為ディーラー)となっている。 また、原油価格の持ち直しも市場センチメントの改善に寄与している。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟の主要産油国は10日開催の閣僚会合で、15年ぶりに協調減産で合意。11月末のOPEC総会での減産合意を受け、非加盟国も減産に協力することになった。NY原油先物は週明けの取引で一時54ドル台と昨年7月以来の高値圏に水準を切り上げた。13日の時間外取引では調整の売りが出ているもようだが、原油価格の先高観は続いている。 そうしたなか、ドル・円は連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を直前に控え動きづらいものの、上昇基調が続きそうだ。12日の海外市場で116円台に乗せた後、本日のアジア市場では米国10年債利回りの伸び悩みで買いが一服している。ただ、115円付近では押し目買いが観測されており、今晩の欧米市場でもドルの下値は堅そうだ。14日にはFRBの1年ぶりの利上げが見込まれており、市場ではFOMCを挟んでドル・円の117円台回復が意識されている。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・11月消費者物価指数(前年比予想:+1.1%、10月:+0.9%) ・18:30 英・11月生産者物価指数・産出(前年比予想:+2.5%、10月:+2.1%) ・19:00 独・12月ZEW景気期待指数(予想:14.0、11月:13.8) ・21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-0.7%) ・22:30 米・11月輸入物価指数(前月比予想:-0.4%、10月:+0.5%) ・03:00 米財務省30年債入札(120億ドル、リオープン) ・米連邦公開市場委員会(FOMC、14日まで) 《WA》