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*16:44JST 出遅れや割安な中小型株へのシフトを想定【クロージング】 12日の日経平均は5営業日続伸。158.66円高の19155.03円（出来高概算29億5000万株）で取引を終えた。9日の米国市場ではNYダウが連日で最高値を更新したほか、シカゴ日経225先物が19185円、原油先物相場の上昇、さらに円相場が1ドル115円台と円安基調のなか、買い先行で始まった。その後もじりじりと上げ幅を広げており、一時19280.93円まで上げ幅を拡大。ただ、メガバンクなど金融株やソフトバンクＧ<9984>、ファナック<6954>など指数寄与度の大きい値がさの一角に利益確定の動きがみられ、その後は上げ幅を縮めている。ただし、午後に入り一時19100円を下回る場面もみられたが、大引けにかけては再び19100円を上回るなど、押し目買い意欲は強い。結局、日経平均は5日続伸で本日の取引を終えている。 セクターでは海運や証券、鉄鋼、銀行が一服となる半面、食料品、水産農林、サービス、小売、医薬品など出遅れているセクター等のリバランスがみられている。目先的には過熱感が警戒されやすく、利益確定の流れも強まりやすい水準でもあり、出遅れているセクターや銘柄へ資金がシフトしてくるかが注目される。足元でこれといった調整がないまま上昇していることもあり、先駆している銘柄の押し目よりも、出遅れや割安な銘柄には比較的資金を向けやすいだろう。米FOMC後はより海外勢のフローが限られてくるとみられるため、出遅れや割安な中小型株へのシフトを想定しておきたい。 《AK》